
岩手県花巻市東和町、成島三熊野神社の毘沙門堂。
建立されたのは室町時代と推定されるそうですから、かなり古い建物です。国の重要文化財。
参拝の順路表示では 「 中へ入れ!」 という矢印。ここの堂内を通って、左手奥の出口へ出、さらに上へと
順路が続いていました。

登り切ったところにあるのが、「毘沙門天」の収蔵庫。いわば新毘沙門堂です。
入口に立つ対の燈篭。ここまで来る道すがら、道路の両脇に立っていた 「 寄進燈篭 」 と形が同じです。

毘沙門天は、このコンクリート製の収蔵庫に収められています。
「 日本一の木彫りの毘沙門天像 」 だそうで、高さは5メートル近くもあるとか。
以前は旧毘沙門堂に祀られていたものですが、仏像保存の目的でしょうか、新収蔵庫を建てて移しました。
正面扉が開くようになっているのが気にかかります。普段は拝観料を取っていますが、ひょっとすれば扉を
開けば、外からも見られるようになっているのかも知れません。