
ハンガリー国立オペラ座の英語案内館内ツァー。
ここは飲食フロアです。貴族たちの社交の場でもあったオペラ座は、皇帝フランツ・ヨーゼフとエリザベート
皇妃もしばしば訪れていたそうです。

メニュー表も、金縁の飾りがついた豪華版。
国王夫妻は正面玄関を使わなかったようですね。別の入口に馬車を乗り付け、「 王の階段 」 と呼ばれる
専用の階段を上がり、専用のロビーからロイヤルボックスに入って観劇したようです。
とくに王妃エリザベートはオペラ好きで、しばしば一人でお忍びで訪れ、そのときは舞台袖のバルコニー席
から観劇していました。今でもこの席は、彼女のニックネームから、「 シシィ・ロージェ 」 と呼ばれているそう
です。

ここは喫煙室。
昔から喫煙室が独立していたかどうかは分かりません。もしかすると、分煙が進んだ近年になってから設け
られた部屋かも知れません。窓際の細長い部屋になっていました。