
「 萬 鉄五郎記念美術館 」 から、急坂を下って、土沢の街の中へ来ました。
この日は、見事に人っ子一人歩いていませんでした。
ここの商店街は 「 土澤まちづくり会社 」 が核になって、いろいろなプロジェクトを仕掛けています。

その代表的なものが 「 街かど美術館 」。
商店街全体を美術館に見立てて芸術作品を展示するイベントで、今は隔年で開催されています。この閑散と
した通りが、どんなふうにアート一色になるのか、ちょっと想像できませんでした。
「 萬 鉄五郎美術館 」 を訪れる来館者に、商店街も歩いてもらおうという試み。第1回が開催された平成17年
には1万人、翌年からは1万5千人もの人出で賑わったそうです。アートを軸にしたまちづくりの好事例として、
経産省が選定する 「 新・がんばる商店街77選 」 にも選ばれました。

そんな街区の一角にあった電話ボックス。
【 画家は明日を憂えてはいけない 今日 今 最も忠実でなくてはいけない。】
萬 鉄五郎が残した言葉が、イベントの仕掛け人たちへの励ましのように聞こえました。
今年はちょうど今頃、「 アート&クラフトフリーマーケット 土沢 」 のイベントが行われているはずです。
ちょっと肌寒いですが、賑わっていることでしょう・・・。