「 天ざるぶっかけ 」 と 「 せいろ 」 で腹ごしらえをしたあと、午後の部に出発。
浅野川をはさんで、「 ひがし茶屋街 」 と対の位置にあるのが 「 主計町 ( かずえまち ) 茶屋街 」 。
このあたりにも、浅野川倶楽部、泉鏡花記念館、金沢蓄音器館、金沢文芸館などちょっと興味をそそられる
施設が集まっています。とても一つ一つ見て回る時間はなかったので、・・・まずは散歩。

蕎麦屋を出てまもなく左に細い小路があり、その先は石段になっていました。

石段の先は、家並みの間を縫うように、狭い小路が続きます。

ここが 「 あかり坂 」。
浅野川沿いの主計町と尾張町を結ぶ、細い小路と石段の道で、命名者は五木寛之氏だそうな・・・。
私たちは尾張町から主計町へと降りてきたことになります。
軒と軒が重なり合うような小路を抜け、左に折れると、すぐまた別の小路になります。迷路のような街が茶屋街
の風情をそのまま残しています。

隣り合うような小路は 「 暗がり坂 」。
石段を登った先には 「 久保市乙剣宮 」 という神社がありました。
泉鏡花が幼少の頃、学校へ行くときに通ったといわれる坂です。日中も日が当らない坂なので、この名前が
つけられたとか。