「 聖イシュトヴァーン大聖堂 」 を出て、一旦、南側へ少し戻ります。
ブダペストの街は、初めての人でも比較的歩きやすい街です。ドナウ河をはさんで、大きく 「 ブダ地区 」 と
「 ペスト地区 」 に分かれていて、ブダは丘の上、ペストは平地。大まかな地形を頭に入れておけば、自分の
位置が分かります。

ペスト地区の目印のひとつは、この通りです。 「 アンドラーシ通り 」 。
街の中心であるエルジェベート広場から、市民公園の英雄広場までの約2,500mの並木道。この通りも
世界遺産の一部です。
歩道が広いですね。ところどころに 「 車止め? 」 「 自転車止め? 」 のポールが立てられていました。
この通りの両側には、カフェ、美術館、大使館、古い貴族のお屋敷などが建ち並び、典型的なヨーロッパの
街並みの風情が漂っています。「 ブダペストのシャンゼリゼ 」 の異名があるそうな・・・。

そんなアンドラーシ通りを英雄広場へ向かって歩いて行くと、左側にひときわ豪華な建物が見えてきました。
地元の人も観光客らしき人も、ここあたりは人がたむろしています。

「 国立オペラ座 」 です。
建物が完成したのは1884年とのこと。聖イシュトヴァーン大聖堂を手掛けた建築家、イブル・ミクローシュの
作。壁一面から、屋根の上まで並ぶ彫刻がすごいですね。しばらく見とれてしまいました。
圧倒されるほどの迫力・・・というよりは、こじんまりしているけど上品で繊細な建物という印象でした。