
岩手県遠野市郊外の高台、遠野道の駅 「 風の丘 」 には、産直コーナーのほかにレストランも併設されて
いて、屋外に出られるデッキがあります。広々したウッド・デッキに出てみると、見える眺めはこんな感じ。
まさに、山と川と木々と空・・・だけ。

何の変哲もない、どこにでもある風景です。
それが不思議なことに、「 遠野 」 という響きから来るんでしょうね、この景色を眺めていると、
“ あぁ・・・これが日本の原風景なんだなぁ・・・ ” という感慨が湧いて来ます。別にここだけが原風景な訳でも
なく、ありふれた景色であるにもかかわらず、そう思わせる何かを遠野は持っています。

こんな特製の自動販売機がありました。
地元産の飲料専用の自販機。これは珍しい。
民話の里、民俗学の原点のような遠野の街。田舎とか、何もないとか、伝説とか、よくよく考えてみれば
マイナス・イメージにもなりかねない要素を、さりげなく前面に出して、上手にアピールしています。