ブダペストの街の午後の散歩。
 
 中央市場~ヴァーツィ通り~ヴェレシュマルティ広場~カフェ・ジェルボーと歩き、カフェで美味しいコーヒーと
 
スウィーツでひと休みしたあと、さらにもう少し北へ向かって歩きました。
 
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 ほどなく見えて来たのは、王宮の丘からも良く見えていた、あの高い尖塔です。
 
 「 聖イシュトヴァーン大聖堂 」。
 
 ハンガリー建国の父、初代国王聖イシュトヴァーンに捧げられた建物で、ローマのサンピエトロ寺院と並び
 
称される壮大な造りは、まさにブダペストを代表する建築物のひとつです。
 
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 見上げると左右の尖塔の方が高いように見えますが、実際は真ん中が一番高く、約100mの高さがあります。
 
 1851年に着工され、完成したのは1905年。実に50年以上の月日がかかっています。3人の建築家に
 
引き継がれながら建築が進められましたが、着工後17年目の1868年の嵐の夜、巨大ドームが崩れ落ちる
 
という事態に見舞われました。設計ミスなのか施工ミスなのか・・・いずれ、このことが完成が大幅に遅れた原因
 
と言われています。
 
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 街の人たちから 「 バシリカ 」 と呼ばれる大聖堂。
 
 “ 借りた金は、バシリカが完成したら返すよ!” というジョークがあるそうです。つまり 「 バシリカの完成 」 とは
 
ちっとも終わらないことのたとえに使われているようです。
 
 ネオ・ルネサンス様式の荘厳な建物。
 
 正面の前はかなり広い広場になっていて、周囲に高い建物がないので、ドーーーーン!と見えます。
 
 ただ眺めているだけで、その迫力に圧倒されるようでした。