
周遊バスを降りて、「 ひがし茶屋街 」 に向かって歩きます。
途中にあった石柱には 「 旧木町 」 の表示。藩政時代には材木問屋が集まっていた地域で、卯辰ノ木町、
四丁木町などと呼ばれた時代もあり、のちにこの名前がついた・・・とあります。
金沢は、市内のあちこちにこうした旧町名のいわれを記した標柱が建てられています。前夜のMさんの話では
いま金沢では旧町名を復活させようという活動が活発で、すでにいくつかの旧町名が復活したそうです。
Mさんによると、“ 昔の町名が復活したら、今の旧町名表示板の 「 旧 」 の字を埋めて消したい ” とのこと。
旧町名~新町名~旧町名と、まちづくりの歴史の足跡を、わざと残したい・・・という意味で、とても共感させ
られました。

「 ひがし茶屋街 」 の入り口にあったレストランです。「 自由軒 」。
趣がありますね。どれぐらい経っているんでしょう・・・、雰囲気的には大正時代の建物のような気がします。
お茶屋の街にしては洋風の洋食屋。建てた当時は違和感があったでしょうが、今となっては茶屋街の和に
対する 「 洋 」 のレトロが、マッチしています。

これも、相当レトロですね。
今どき、こんな看板とファサードが残っていること自体、画期的と言えます。
「 ひがし茶屋街 」 の通りの真正面に店を構える、現役の美容院。「 パーマ屋さん 」 と呼んだ方がしっくり来る
ような佇まいでした。