
正直、本当に悩みました。
あれほどのラインナップの中から、たった3本選ぶことの難しさ・・・。

1本目は、愛媛県四国中央市、梅錦山川酒造の 「 太陽の吟醸 」。
瀬戸内の明るい太陽が目に浮かぶようです。

原料米;雄町、精米歩合;麹米55%&掛米60%、日本酒度;+5.5、酸度;1.5
やや辛口のしっかりした味わい。太陽の恵みをいただきました。

2本目は、埼玉県蓮田市、神亀酒造の 「 純米酒 神亀 」。
かの名著 「 闘う日本酒 」 で有名な埼玉の酒蔵。全国の酒蔵に多大の影響を与え、神亀信者ともいえる人々
を作り出すまでに至った伝説の蔵元。
シンプルなので、裏貼りはありません。
いつもと変わらぬ、どーーーーーーーーーっしり、とした重厚な味わい。
米の香りがガツン!と来て、深く芳醇な味わいが舌に絡みつくような、独特の味わいです。

3本目は、これにしました。
石川県加賀市、鹿野酒造、常きげんの 「 山廃仕込 純米酒 」。
お店の人も言っていましたが、やはりNHKプロフェッショナルで杜氏の農口氏が紹介されてから、ここの酒を
手に取る人が増えたそうです。

原料米;五百万石100%、精米歩合;65%、日本酒度;+3.0、酸度;1.8、アミノ酸度;1.5
たぶん燗にしたほうが、美味しいと思います。もちろん、冷やでも十分美味しいですが・・・。
農口杜氏渾身の山廃仕込。
山吹色に近いほどの濃い色、粘り腰のような味、酸味がほど良くキレ味鋭い酒。
この3種類を、とっかえひっかえ呑み比べながら、至福のひとときを過ごしました。