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 真夏の夜を熱くする 「 夏祭り 」 が始まりました。
 
 秋田の 「 竿燈まつり 」 は、竹竿を組んで、提灯をぶら下げ、その中にローソクを灯します。
 
 今年の 「 光の稲穂 」 は253本。
 
 遠くから眺めていると、漆黒の夜空に、ほのかに光る稲穂の波が、ゆらゆら、ゆらゆら揺れています。太鼓
 
の低音のリズム、笛の甲高い音色が、かすかに聞こえるぐらいの距離から、だんだん近づいて行きました。
 
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 昨夜は暑かったですね。湿度も高く、風もあまりなくて、暑さがまとわりついているような感じ。
 
 ただ、風がないのは竿燈にとっては好条件。
 
 いつもの年なら、初日は練習不足もあって出来はあまり良くないのが通例ですが、昨夜は上手でした。
 
風がないのが幸いして、華麗な演技を見せてくれます。
 
 大人が上げる 「 大若 」 は、長さ12メートル、重さ50kg。50kgの 「 塊 」 を上げろと言われれば、かなりの
 
怪力の持ち主でなければ無理でしょうが、この形になると練習次第で上げられるようになるから不思議です。
 
 手、額、肩、腰と操られる 「 光の稲穂 」。
 
 夏祭りは全国各地にありますが、ねぶたのように山車を繰り出したり、七夕のように飾りを競ったり、踊りが
 
メインだったりするものが多く、竿燈のように独特の形で技を競う祭りは珍しい部類に入ります。しかもこの祭り、
 
子どもから大人まで、男でも女でも、幅広い人たちが同時に参加できるという特徴もあります。
 
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