
緑色の 「 自由橋 」 を渡ってペスト側へ入った右側に、これまた荘厳(?)な建物が聳えています。
パッと見は駅舎か教会のように見えますが、これがブダペスト市民の台所 「 中央市場 」。
屋根のカラフルなタイル、大きく開放的な窓が特徴のレンガ造りの建物です。営業開始が1897年と言われて
いますから、100年以上の歴史を持っています。

まずは建物全体がカメラに収まる位置まで離れてみました。
向かい側の建物の1階に 「 バーガー・キング 」 が入っていました。バーガー・キングにしては少々地味な
外観です。

市場の中へ入ると、思わず “ WAO!!” と驚くような大空間が拡がっています。
ここは、かつて青空市場だったところに、都市計画委員会の提案で市場を開設したもの。衛生的にしたいという
ことから屋内型にしたそうです。オープン当初から1,000店以上の店舗が入居し、上水道や照明も完備した、
当時としては最新式の画期的な建物でした。
ハプスブルク帝国内の様々な食材が、ドナウ川を利用して運ばれ、川のほとりに建つ、この市場へ運び
込まれました。
自由時間の最初の見物場所に市場を選んだのは、この国の 「 食 」 が分かるから・・・。市場の中へ入ります。