「 大通商店街 」 を盛岡駅方面に向かって、歩きました。
 
 久しぶりの盛岡の街ですが、ここの通りは相変わらずそれなりの人通りがあります。最盛期に比べれば随分
 
少なくなっているんでしょうが、まだまだ頑張っている、という印象。
 
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 交差点の反対側に、見慣れない建物がありました。
 
 大通商店街のアーケードが終わり、もうすぐ盛岡駅というあたり、昔はこんな建物はなかった・・・。
 
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 ターゲットは若者。ファッション系のテナントが入っている商業ビルです。
 
 ただ、産直の 「 賢治の大地館 」 や100円ショップもあり、コンセプトが貫き通し切れていない感じです。
 
 頑張って造った再開発ビルなのかも知れませんが、苦戦しているのでは・・・?と思われました。
 
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 その先には、もう 「 開運橋 」 のアーチが見えてきました。
 
 明治時代に、当時の知事が私費を投じて完成させた橋。北上川を跨いで、盛岡駅と市内を最短距離で結ぶ
 
重要な橋です。
 
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 街歩きを楽しんでいたのは、5月中旬。
 
 花の向こうに見える開運橋も、なかなか綺麗です。
 
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 川岸の道路から階段があって、川のほとりまで降りて行くことができます。
 
 北上川の流れの、真横に遊歩道が整備されており、川伝いにずっと歩けるようになっていました。
 
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 橋の下を通って、向こう側へもずっと続いています。
 
 なかなか見ることのできない風景。北上川の上流には、雲のかかった雄大な岩手山が見えています。
 
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 橋の真下です。
 
 開運橋の別名は 「 二度泣き橋 」。転勤族の間で語られたのが由来といわれ、初めて盛岡へ訪れこの橋を
 
渡るときに 「 ずいぶん遠くまで来てしまった・・・ 」 と一度泣き、転勤の期間を終えて盛岡を去ることになり
 
盛岡駅へ向かう途中に再びこの橋を渡るときに、離れるのが辛くて泣く ( 二度目 ) というものです。たぶん
 
東北新幹線が開業して、転勤族が増えた頃に広まった話ではないでしょうか。
 
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 橋をくぐって、向こう側へ出ると、迎えてくれたのは満開のチューリップ。
 
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 さらに歩くと、堤防は花でいっぱいでした。
 
 橋と川と花と山と空と、盛岡の街はもともと持っている自然素材を上手に活かしています。そこを、のんびり
 
歩ける仕掛けを造っているところがいいですね。