『 オールジャパン・ポップ 20 』 1971年8月3日のベストテンは、

 1.サマー・クリエイション   ( ジョーン・シェパード )
 2.サインはピース       ( オーシャン )
 3.嘆きのインディアン     ( マーク・リンゼイとレイダース )
 4.メロディ・フェア      ( ザ・ビー・ジーズ )
 5.ロウダウン         ( シカゴ )
 6.僕と君のブー        ( ロボ )
 7.ショッキング・ユー     ( ザ・ショッキング・ブルー )
 8.さすらいのギター      ( ベンチャーズ )
 9.ある愛の詩         ( フランシス・レイ他 )
10.ブラウン・シュガー     ( ローリング・ストーンズ )

 ジョーン・シェパードが2週連続トップで、4位にいきなりビー・ジーズがランクインして来ました。

 前週10位、この週は9位、次週からはついにベストテンから外れてしまうのが 「 ある愛の詩 」。

 最初にベストテンに入って来たのが4月11日ですから、かれこれ4ヶ月間も圏内をキープしていた

ことになります。強かった曲です。

 “ 愛とは決して後悔しないこと・・・ ” で有名になった同名映画の主題歌で、空前の大ヒットになり

ました。私は、残念ながらリアルタイムで映画は観ていません。

 原作はエリック・シーガルで、小説と映画が同時進行で作られたという珍しいケースです。先に完成

したのは映画で、映画の脚本を元にして小説が書き進められ、先に 「 発表 」 されたのは小説のほう。

いささか、ややこしい話です。

 サントラはフランシス・レイですが、日本ではアンディ・ウィリアムスの張りのある歌声の方が、

お馴染みになりました。


 ちなみに、7月31日付けのビルボード・ランキングは、

  1.You've Got a Friend          ( ジェイムス・テイラー )
  2.Indian Reservation           ( レイダース )
  3.It's Too Late             ( キャロル・キング )
  4.Mr. Big Stuff             ( ジーン・ナイト )
  5.Draggin' The Line           ( トミー・ジェイムス )
  6.How Can You Mend a Broken Heart    ( ビー・ジーズ )
  7.Don't Pull Your Love          ( ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ )
  8.Take Me Home,Country Road       ( ジョン・デンバー )
  9.Sooner Or Later            ( グラス・ルーツ )
 10.What The World Needs Now Abraham,Martin & John( トム・クレイ )

 ジャイムス・テイラーがトップに立ちました。あの、気取らない、低音の、ゆったり感が印象的。