「 農商工連携人材育成塾 」 メンバーでの愛媛県先進地視察。
松山空港から乗り込んだ宇和島交通の貸切バスは、雪をいただいく石鎚山を遠くに眺めながら
走りました。

最初の視察先は 「 遠赤青汁株式会社 」 。
遠赤青汁㈱は、自社の農園で栽培したケール(青汁の原料)を、自社の工場で加工し、
TVショッピングなど通信販売会社への卸販売、百貨店への販売、電話・インターネットによる販売
を行っている会社です。
つまりは 「 農商工一貫 」 を実践している会社。

訪ねたのは、西条市にある第二工場で、最初に案内されたのは 「 ニンニク加工工場 」 です。
青汁が主力の会社ですが、ニンニクも扱っています。
有機栽培の 「 黒ニンニク 」 を収穫して、熟成させ、食べやすくしたものを商品化しています。
工場に近づくだけでニンニクの香りが鼻を突きます。
収穫した 「 八片ニンニク 」 が大量にありました。ニンニクで有名な青森県田子町は、「 六片 」
ですが、このへんは気候の関係で 「 八片 」 とのこと。

工場での作業は終わっていました。
ニンニクの皮をむいてバラバラにし、綺麗に洗って乾かす。自動で流れるラインは意外にコンパクト。
工場内も狭いものでした。
ただ、臭いだけはすごかったですね、さすがに・・・。

あとで社内に案内されたときに、「 黒にんにく 」 のサンプルがありました。
そのまま食べる、真っ黒なニンニク。特有の臭いはほとんどしません。モチモチした食感で、少し
歯にまとわりつき、やわらかいグミを食べているような感覚です。
“ 一粒でも、精がつきますよ! ”
という会社の方の説明に、何となく元気が沸いてくるような気分になりました。