『 オールジャパン・ポップ 20 』 1971年7月7日放送のベストテンは、

 1.サインはピース     ( オーシャン )
 2.ある愛の詩       ( アンディ・ウィリアムス他 )
 3.喜びの世界       ( スリー・ドッグ・ナイト )
 4.明日への願い      ( リンゴ・スター )
 5.ショッキング・ユー   ( ザ・ショッキング・ブルー )
 6.薔薇のことづけ     ( ジリオラ・チンクェッティ )
 7.アナザー・デイ     ( ポール・マッカートニー )
 8.ブラウン・シュガー   ( ローリング・ストーンズ )
 9.幸せは夢でなく     ( ヘドバとダビデ )
10.ひとりぼっちの野原   ( ザ・キャッツ )

 1週でトップが交代。スリー・ドッグ・ナイトは3位、代わりにオーシャンがトップになりました。

 カナダ出身の4人組。ラビン・スプーンフルなどが所属するカマ・ストラ・レコードにスカウトされて

アメリカでデビュー。

 この 「 サインはピース 」 はビルボードでも2位まで上がる大ヒットになりました。そのときに、

上に君臨していたのが 「 喜びの世界 」 のスリー・ドッグ・ナイトで、この曲が強くて結局トップは

取れませんでした。

 それが日本では逆に、やすやすと逆転してトップを奪ってしまいました。

 オーシャンというグループ、その後はヒットに恵まれず、この曲だけの一発屋で終わっています。

 それでも、このフレーズ、鮮やかに耳に残っていますね。懐かしい・・・。


 ちなみに7月3日付けビルボード・ランキングは、

  1.It's Too Late         ( キャロル・キング )
  2.Indian Reservation      ( レイダース )
  3.Treat Her Like a Lady     ( コーネリウス・ブラザース&シスター・ローズ )
  4.Rainy Days And Mondays    ( カーペンターズ )
  5.Don't Pull Your Love     ( ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ )
  6.Want Ads           ( ハニー・コーン )
  7.Brown Sugar          ( ローリング・ストーンズ )
  8.You've Got a Friend      ( ジェイムス・テイラー )
  9.When You're Hot,You're Hot  ( ジェリー・リード )
 10.It Don't Come Easy      ( リンゴ・スター )

 このときは、今年4月に来日して、ジョイント・コンサートをやる予定の、キャロル・キングと

ジェイムス・テイラーが、それぞれの代表曲でランク入りしていました。

 あれから40年という長い長い年月を経て、まさかナマでこの二人を見ることができる日が来る

とは・・・。当時は想像もしていませんでした。

 私の手元にチケットも無事に届きましたので、4月のライブを今から心待ちにしています。