
「 慰霊碑 」 の横に。地下に向かって建てられたような 「 国立広島原爆死没者追悼平和記念館 」
があります。「 埋もれている 」 感じ。

建物の、地下1階は、団体利用者の 「 平和学習の場 」 としての利用や多目的に利用できる
研修・会議室、情報を提供・収集できる被爆体験記閲覧室・情報提供エリアになっています。

地下2階は、平和祈念・死没者追悼空間です。
円筒状の空間で、地下1階からスロープを螺旋状に降りていく構造。
そのスロープは、反時計回りに廻りますが、これは時間を現在から過去へと遡ることを意味していて、
スロープを降りると、平和祈念・死没者追悼空間の内壁には、爆心地から見えたであろう広島市の
被爆直後の風景が抽象的に表現されています。
部屋の中心には水盤とトップライトがあって、水音と希望を表す光が空間全体に厳かな雰囲気を
作り出しています。
静まり返った室内に、水の音だけが聞こえる。目の前には 「 あの時 」 の広島の街。
言葉が出ませんでした。