
病室のベッドサイドには、コンパクトなBOXがあります。
「 鍵つきの貴重品ケース 」
引き出しに備え付けで、中に貴重品を入れて、プラスティック製の鍵を抜けば、ロックされます。

ここの病院は、冷蔵庫もついていて、とても助かりました。
お茶や飲み物を冷やせるのが一般的な使い方ですが、冷蔵庫にはもう一つ重要な役割があります。
それは 「 座薬を冷やしておく 」 こと。
痛み止めの座薬は、溶けやすいので 「 要冷蔵 」。
眠ってから痛みが来るため、毎晩の必需品。自分ではできないので、看護師さんか妻・・・あまり
気持ちのいいものではありませんが、痛みを考えれば・・・やむなし。

12月5日(土)。退院の日です。
最後の朝食。
普通の人に比べて、快復が早かったそうです。手術翌日の朝には歩き回り、あちこち写真を撮り歩き、
ご飯は残さず平らげ、看護師や理学療法士とは軽口を叩き合い、リハビリでも 「 普通より一週間
早いペース 」 だと言われました。
“ こんな機会はなかなか無いだろうから、少しゆっくりして行けば? ” という主治医の勧めも
あって、入院は結局3泊4日でした。
退院後、今日で6日目。不便な生活が続いています。
利き腕が使えず 「 左手一本生活 」。どうなっているかといえば・・・、
できそうでできないこと・・・「 歯ブラシに歯磨き粉をつけること 」「 タオルを絞ること 」
「 服を着ること&脱ぐこと 」「 蒲団を敷くこと&上げること 」「 車を運転すること 」「 字を
書くこと 」「 鼻をかむこと 」・・・etc。
その他にも、両手が揃っていて初めてスムーズにできることのナント多いことか。
傍でそれらを補助してくれる人がいるからいいようなものの、これが一人ぽっちだったら・・・と
考えれば、ゾッ!とします。
家族をはじめ周囲の人たちに感謝感謝の日々が、当分続きます。