「 元安橋 」 の傍にあった 「 観光案内所 」 でお願いしたボランティア・ガイドさん。

やさしそうで、親切で、とても丁寧な語り口の女性でした。
“ 時間はありますか? ” と尋ねられ、
“ ハイ!たっぷりありますから、ご心配なく・・・。” と答えたところ、
“ それじゃあ! ”
というわけで、「 爆心地 」 に始まって、丁寧に分かりやすい案内をしてもらいました。
彼女の出身は横浜。広島に嫁いで、こうしてボランティアをしています。

「 爆心地 」 から 「 原爆ドーム前 」 を通って 「 相生橋 」 へ。
もともとかかっていた 「 相生橋 」 は昭和7年の架設。太田川の分岐点にあたるため、全国でも
珍しいT字形をしていました。この独特の形が、原爆投下の目標になったといわれています。
原爆の猛烈な爆風で、コンクリートの頑丈な橋は板バネのように大きく曲がって跳ね上がり、
また戻って・・・という動きを繰り返したと言われています。それでも奇跡的に崩壊を免れた橋は
その後も約35年間使われ続けました。
現在の橋は、昭和58年に架け替えられたもの。

橋の真ん中から南側を見ます。
原爆ドームの向こう、元安川の流れ行く先に 「 元安橋 」 が見えます。