
「 ベルヴェデーレ宮殿 」 の案内板がありました。
何から何まで左右対称のデザインであることが、この図を見るとよく分かります。

宮殿を建てたプリンツ・オイゲン公は、オスマントルコによる第二次ウィーン包囲から、ウィーン
を守った人。彼が当時の代表的な建築家であるヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントに命じて、
夏の離宮として造らせたものです。

オイゲン公の没後、宮殿はハプスブルク家のマリア・テレジアに売却されました。
上宮と下宮の双子のような宮殿。とくに上宮から眺めるウィーンの街並みは絶景と言われています。
今回は内部を見学する時間はありませんでした。
次に訪れるときは、ゆっくり時間を取って、内部の 「 オーストリア・ギャラリー 」 を見学したい
と思います。
ちなみに、焼肉のタレの 「 晩餐館 」 で知られる日本食研には、この宮殿をモデルにした工場が
あるそうです。