宮島で 「 世界一 」 に出会えるとは思っていませんでした。

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 「 表参道商店街 」 の中ほどに鎮座する 「 杓子 」。巨大です。

 材質はケヤキ。樹齢270年。長さ7.7m、最大幅2.7m、重さ2.5トン。間違いなく世界一でしょう。

日本はおろか、世界中のどこでも、このサイズで 「 杓子 」 を造ろうとする人はいないと思います。

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 宮島杓子は、寛政年間(1789~1801)に僧誓真(せいしん)が弁財天の持つ琵琶の形から

ヒントを得て、島民に作り方を教えたのが始まりといわれています。

 巧妙な技法と工夫によって、飯粒がつきにくく、木の匂いがご飯に移らず、また熱によっても

変形しない優れた杓子として高く評価されている 「 宮島杓子 」。日清・日露戦争時には、全国から

召集された兵士が広島の宇品港から出征する際、厳島神社に無事な帰還を祈願し、 「 敵をめしとる 」

という言葉に掛けて杓子を奉納し、故郷への土産物として持ち帰ったことから、全国的に知られる

ようになったそうです。

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 平日で人通りの少ない商店街。お土産店では大小様々な 「 しゃもじ 」 が並んでいます。そして

「 もみじ饅頭 」 はバラエティに富んだ中身で種類も豊富。食べる方では 「 牡蠣 」 を店先で

焼き立てで食べることができます。

 そろそろお昼も近くなって、どっかで腹ごしらえでもしようか・・・という時間。

 ここはやっぱり 「 名物 」 に目が行きます。