いつ聴いても、始まりはワクワクします。
飛行機の飛び立つときのような金属音と、ゾクゾクするようなイントロ・・・。

10枚目は 「 THE BEATLES 」。通称 「 THE WHITE ALBUM 」。
1968年11月、セカンドアルバムからちょうど5年後のリリース。全英10週連続、全米9週トップ。
ワクワク!の1曲目は 「 バック・イン・ザ・USSR 」。
彼らが設立したアップル・レーベルからの第1弾アルバム、しかも2枚組み、当時としては
「 超高価 」、ジャケットは真っ白で極めてシンプル、レコードに林檎の絵柄、1枚目は表面、
2枚目は 「 割った 」 断面、何から何までオドロキ!の連続です。

アルバムの中のほとんどがインドで作られたと言われている曲の数々は、本当にバラエティに富んで
います。ただ直前の 「 サージェント・・・」 や 「 マジカル・・・」 とはチト違う感じ。
オマケのミニ・ドキュメンタリー映像で誰かがつぶやいている通り、再び 「 バンド 」 の原点に
立ち返って曲作りをしている雰囲気が伝わって来ます。
それと、4人が、4人であること、4人4様の道を歩き始めていることを印象付けるアルバムでも
あります。