ウィーン郊外にある 「 シェーンブルン宮殿 」。
16世紀半ば、ハプスブルグ家が獲得した広大な狩猟地。その森の中に、美しい泉 ( シェーン・
ブルンネン ) を発見したのはマティアス帝でした。
この土地に夏の離宮を建設しようとしたのはレオポルド1世。
美しい 「 マリア・テレジア・イエロー 」 の建物に入ります。内部は “ 撮影禁止 ”。

入ってすぐの階段だけは、かろうじて写せました。
内部はとにかく豪華で、とにかく広い。
ウィーンを征服したナポレオンが使った 「 ナポレオンの部屋 」、青を基調にした絵が描かれている
ことから 「 青のサロン 」 「 青の階段 」、壁にかかる絵から名前がついた 「 馬術の部屋 」
「馬車の部屋 」 などきらびやかな装飾の施された部屋が次々に現れます。
息をのむのは「大広間」。
40m×10mという大きさの大広間で豪華なシャンデリアが下がり、天井はジョルジオ・グリエルミ
が描いたフレスコ画で埋め尽くされています。
1814年、「 会議は踊る 」 で有名な 『 ウィーン会議 』 で使われた、まさにその部屋。
舞踏会の様子が浮かんでくるようでした。

「 漆の間 」「 百万の間 」「 フランツ・ヨーゼフ1世の寝室 」「 ゴブランの広間 」
「 ローザのサロン 」 ・・・どこもかしこも豪華絢爛な部屋の連続でした。
内部を見学するのに約1時間。
それでもかなり駆け足で回ったような感じがします。じっくり見るなら、もっともっと時間が必要。
再び正面へ出て、宮殿の裏側へ回ります。

裏は 「 庭園 」。
マリア・テレジアが大幅に手を入れようとしましたが、結局願いを果たせなかったといわれる庭です。
これまた広い。広い。