
石段を登りきると、見晴らしの良い高台に出ます。「 五重塔 」 は、もうすぐそこ。
塔の手前に古びた 「 御茶屋 」 がありました。
五重塔の足元に貼り付くようにして営業してきたような、古色蒼然とした 「 御茶屋 」 です。

その「御茶屋」の向かい側、崖っぷちにあったのが 「 龍髯(りゅうぜん)の松 」。
樹齢210年ですから、かなりのもの。
画像ではなかなか伝えきれませんが、大きな 「 這い松 」 です。端から端まで少なくとも10mは
あろうかという松。手入れも行き届いていて、「 巨大な盆栽 」 を見ているような感じ。

左から右側へカメラを移動します。
ずっと延びている様子が分かると思います。
長く延びた姿が 「 龍の髯 」 に見えることから、この名前がついたのでしょう。そういえば
あちこちに龍の絵がありますが、どれも長い髯を持っています。