
6枚目は 「 ラバー・ソウル 」。1965年12月発売。全英チャート8週連続トップ。
革新的な内容が初めて前面に出て来たアルバムといえます。
「 ノルウェーの森 」 「 ミッシェル 」 「 ガール 」 「 イン・マイ・ライフ 」 といった
メジャーな曲も入っていますが、音の造り方が別物になりつつあることが良く分かるアルバムです。
ブックレットの写真の中にも、4人でフト考え込んでいるような1枚があります。
このアルバムが、前作の「 HELP! 」 からわずか4ヶ月しか経っていないことに驚かされます。

『 時代の先をいっていたという点では、このアルバムが最初じゃないかな 』。ジョン・レノンに
こう言わしめたほど、4人の個性が結集して 「 新しい何か 」 が生まれて来たという息吹を感じます。
ロッンロールというカテゴリーを超えた、さらに広いジャンルを構築する予感のようなもの・・・。
シタールが登場して、インドへの興味を示し始めたジョージの存在感が大きくなって来た時期でも
あります。