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 《 京都駅ビル 》 の大きな吹き抜け空間。エスカレーターで順に登って行きますが、後ろを

振り返ると谷底を覗いているような感覚に陥ります。

 最上階まで上がってみると、鏡張りになっている壁面に、京都タワーが映っていました。

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 反対側には鉄骨の屋根がうねっています。

 原広司さんの設計。安藤忠雄、黒川紀章はじめ内外の著名な建築家のコンペを最終的に勝ち抜いた建物

で、京都の街の景観問題で喧々諤々の議論を巻き起こした建物でもあります。

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 階段は、果たして何段あったものやら・・・。

 大雨が降ったらどうなるんだろう?雪が積もれば、相当滑りそう・・・。

 巨大な円形劇場のようにも見える構造で、様々な利用方法がありそうです。

 建物単独で見れば、斬新でユニーク。見ていて飽きないし、探検してみる、歩いてみる楽しさに

溢れています。

 それが 「 景観 」 という問題なると、これは難しいですね。ずっと歩き回った京の街の景観とは

そもそもコンセプトが全く違います。できれば、統一のコンセプトにすれば一体感が生まれたような

気もしますが、他にも街の中には普通のビルが林立しており、ここだけ批判するのも・・・。

 「 駅 」 という街のシンボル的な意味から議論になったのだと思います。

 もう出来上がってしまったからには、活用方法を考える方が現実的といえば現実的かも知れません。