急な階段を、ふうふう言いながら登って、三門の上に出ました。

結構高い。
下を見下ろせば、大きな瓦の向こうに、人が豆粒のように、小さく見えます。

真っ直ぐの眺めは、これまた雄大、広々。
深呼吸をしたくなるような、山と緑の景色が拡がります。

三門の楼上は、グルッ!と一回りできるようになっています。
後ろは山々、前は京の街並み、眼下には緑濃い木立ちと点在する伽藍が見えます。まさに「 絶景 」と
呼ぶにふさわしい眺めでした。
私たちが行ったのは春先でしたが、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の景色は、たぶん
どれも息をのむような眺めなんだろうと想像していました。