氷河に削り取られた後にできた土地では、耕地の一部に牧草を植えることで、永年にわたって地力を
維持して来ました。「 アルプス地方=牧草地=酪農=チーズ 」という短絡的発想をしていた私は、
そこに深い意味が隠されていたことを初めて知りました。
そして、あの広大な牧草地に、日本の農村と同じような悩みがあろうとは・・・。
日本では「 減反政策 」が取られましたが、EU諸国では「 減牛 」政策に踏み切ったことがある
そうです。農産物過剰という悩みは古今東西同じだったんですね。「 バターの海、チーズの山 」
という言葉もあったそうな・・・。
草木の話、酒の話、歴史と生活の話、などなど。
ジプシーと呼ばれる「 流浪の民ロマ 」。馬を扱わせれば抜群の上手さで、馬を連れて旅に歩いた
民族は「 流浪 」というよりは「 移動の民 」。ハンガリーで「 実物 」に会って来たことが、
思い出されました。
〆の一文は「 ヨーロッパ旅行のコツ 」でした。
次回ヨーロッパ旅行のときの参考にしたいと思います。