プラハの中心地「 旧市街 」を少し歩き回り、「 マサリク駅 」のあたりで、再びバスに乗りました。
「 プラハ城 」~「 カレル橋 」~「 旧市街 」と、考えてみれば、朝から午後1時過ぎまでずっと
歩き詰めです。ゆっくりしたペースとはいえ、年配の方は少し答えたかも・・・。
「 マサリク駅 」のすぐそばに「 プラハ本駅 」があります。古色蒼然とした歴史を感じさせる建物。
その駅の裏側を廻って、ツァー・バスは市内観光に出ました。
ここからは、車窓から撮った風景。

プラハは、モーツァルトの歌劇『 ドン・ジョバンニ 』が初演されたほどの街ですから、オペラ
はじめ音楽会などは盛んに行われているようです。音楽の街、そしてもう一つは歴史の街です。
市内のあちこちに「 ○×博物館 」という建物があります。そんなに展示する「 モノ 」があるの?
と思うほど、多い街でした。

「 国立博物館 」です。これは「 国立オペラ座 」のすぐ近く。
大きな建物です。ファサード部分だけで約 100m あるそうです。
ネオ・ルネッサンスと呼ばれる様式の代表建築。歴史博物館、自然史博物館、図書館などが入って
おり、正面の壮観さ、とくに屋根の上にある彫像の迫力に目を瞠りました。
「 ヴァーツラフ広場 」のどんづまり、南の端にあって、広場を見下ろしています。

そしてここが「 ヴァーツラフ広場 」です。
広場北端の「 聖ヴァーツラフ像 」側から「 国立博物館 」方向を見ています。バスの中から・・・。
1989年、「 ビロード革命 」と称され、社会主義に別れを告げる歴史的大集会が行われた場所であり、
その20年前の1968年には「 プラハの春 」民主化運動のときに、大学生ヤン・バラフが抗議の焼身自殺
を遂げた場所でもあります。
民主化を武力で鎮圧しようとしたソビエト軍の戦車が、この「 ヴァーツラフ広場 」を埋め尽くした
光景に、死をもって抗議した事件です。
広場というよりは「 大通り 」。チェコの歴史が沁み込んでいるところです。
今回は残念ながら、自分の足で広場に立つことはできませんでした。バスの中から・・・。