
《 天守閣跡 》から《 二条城 》の全景、さらに京都の市内を遠望したあと、《 本丸 》の中を
さらに歩きました。
世界遺産に登録されたのは1994年(平成6年)のこと。

平地に建っているせいでしょうか、それとも建物があまりにも豪華なせいでしょうか、
《 二条城 》はお城というよりは「神社仏閣」のような感覚になります。でもこうして、玉砂利や
大きな石垣を眺めていると、ここがまさに「 お城 」だったことが分かります。
15代将軍慶喜が大政奉還を行ったのが1867年。その後《 二条城 》は朝廷のものとなります。
1884年(明治17年)には《 離宮 》となり、1939年(昭和14年)には京都府に下賜されました。
このため《 元離宮 》という呼び名が残っているようです。

石垣の中ほどに、場内の排水口と思われる「 口 」がありました。
時代劇なんかで、忍者が城に忍び込むときに入ったりする場所。本当に造られているんですね。
相当ゆっくり歩いたつもりですが、あまりにも広くて、隅々&細部までは見切れませんでした。
徳川の、桃山の、豪華な文化。日本の歴史の表舞台となった場所。今度来るときは、《 庭園 》を
もう少し観たいと思います。