「 思い立ったが100年目 」とばかりに、どこかの舞台から飛び降りるような気持ちで決断した
「 早期退職 」。正式に退職したのは、1月末でした。
その翌日から、通い詰めていたのが「 ハローワーク 」。

ひとつの職場に30年余りも勤めて、「 職業安定所 」というところへは、足を踏み入れたことは
ありませんでした。生まれて初めて行った「 ハローワーク 」。ここも、ある意味ワンダーランド
でした。ただ、さすがに好き勝手パチパチと写真を撮るわけにもいかず、黙って通い続けておりました。
毎月一回は必ず来なければならないのが『 雇用保険 給付課 』。
ここに「 受給資格者証 」と「 失業認定申告書 」を提出して「 認定 」を受けなければ、失業保険
はもらえません。
本日、最後(たぶん)になるだろう「 給付課 」へ行って来ました。

失業保険の仕組みは、実に複雑ですね。分かりにくい。
最初に、パンフレットやら何やら、一杯の書類を渡されますが、専門用語も飛び交っていて、理解
するには相当時間がかかります。
要は・・・、セミナーでも何でも、月に最低2回以上は「 求職活動 」をすることが、失業保険を
もらえる条件。
私の場合は、毎月1回の認定日(決められています)の朝一番に給付課へ行って「 認定 」を受け、
その後「○×セミナー」(その日によって内容が違います)を受講し、その後パソコンで求人の検索
をして担当官と面接・・・、というパターンを繰り返していました。

「 セミナー 」受講と「 パソコン検索後就職相談 」で、「 求職活動 2回 」の条件を1日でクリア
できます。正直言って、このやり方や条件に、どれほどの意味があるんだろう、と思っていました。
でも、いくばくかの失業保険を手にするためには、誰しも通らなければならない「 システム 」です。
明日から、週のうち大部分は某職場へ通うことになりました。
諸般の事情が複雑に絡み合っての「 再就職 」みたいなもの、失業保険は1年間もらえる権利は
ありましたが、その期間一杯までもらわず、途中でやめることになります。「 再就職手当 」なる制度
もありますが、該当になるかどうかは、申請してみなければ分からないとのこと。
人で溢れていたハローワークとも、今日で一旦お別れです。
昨年秋ごろから急激に雇用情勢が悪化、私が通い始めた2月頃から、中高年の「 男性 」の姿が、
やたら目立つようになっていました。一時は半分が中高年男性、2割くらいが中高年女性、残りが若者
ぐらいの割合だったと思います。
毎月「 肌で 」感じていた雇用情勢。これから少しでも好転してくれることを祈って・・・、
〔 さらば ハローワーク 〕・・・お世話になりました。