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 《 唐門 》をくぐって《 二の丸 》に入ります。

 広々した空間に大屋根が目に飛び込んで来ます。国宝《 二の丸御殿 》です。

 武家風書院造の御殿建築。6つの建物が、東南から西北にかけて斜めに並んでいます。雁の群れの形

に似ていることから、この並びは《 雁行 》と呼ばれます。

 「 車寄 」「 遠侍(とおざむらい)」「 式台 」「 大広間 」「 蘇鉄の間 」「 黒書院 」

「 白書院 」の6棟。

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 出入口の「 車寄 」から始まって、控えの間、挨拶の間、謁見の間、内輪の話の間など「 外 」から

次第に「 内 」に向かって行く流れ。最後の「 白書院 」は将軍の居間と寝室ですから、一番の「 内 」

つまりプライバシーということになります。

 ひととおり歩いて廻れますが、御殿内は撮影禁止。

 踏みしめている廊下は、かの有名な《 うぐいす張り 》です。床板に重みがかかると、板と板の間に

あるスキマのために音が鳴ります。鳥の鳴き声に聞こえるので《 うぐいす張り 》。

 各部屋の襖絵(障壁画)は狩野派によるもの。そのほかにも、欄間、金具、長押の釘に至るまで、

金色主体の装飾で絢爛豪華のオンパレード。

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 開催中のイベントも豪華でした。

 池坊京都支部による生け花展示。テーマは「 温故知新 」。

 同時に、お琴の演奏もやっていました。筝曲の演奏は生田流宮城社麗調会。

 合いますね、この雰囲気に・・・。