
《 トロッコ列車 》は風を切って走ります。
山裾を縫い、鉄橋を渡り、トンネルを抜けて・・・。眼下には《 保津峡 》の変化に富んだ眺めが広がり
厭きることがありませんでした。
厭きさせない工夫も随所にされており、まず代表は「 駅長サン 」。《 亀岡駅 》で駅待合室や
ホームでハンドマイク片手に一所懸命しゃべり続けていたと思ったら、そのまま列車に乗り込み、
列車内でも行ったり来たりしながら、楽しいトークを聞かせてくれます。

もう一つは、「 若い車掌さんたち 」。
始発から終点まで20分少々という短い時間しかないのに、乗客の写真を撮り、それをフォトフレーム
にして車内で販売。とても忙しそうでした。
下車駅は《 トロッコ嵐山 》。終点のひとつ前です。
鬱蒼とした竹林の中に、こじんまりとある駅。トロッコ列車は、終点めざして走り去って行きました。

駅前で、お団子や大福で小腹を満たし、次に向かったのは《 天竜寺 》方面。
その途中に拡がるのが竹の林。一本道が竹林の中を貫いている《 竹林の道 》です。