「 大和ミュージアム 」のメイン展示「 戦艦大和 10分の1模型 」、3階までの吹き抜けスペース
の横にはシースルーエレベーターがあります。エレベーターに乗れば、「 大和 」の全景を眺めながら
登ったり降りたりできる仕掛け。

左舷前方からの眺め。視線は「 大和 」とほぼ同じ高さです。
しみじみ「 戦艦 」を見ることはないので、こうして改めてみていると「 船 」の形の美しさ、計算
し尽くされた曲線美を感じました。
アニメ「 戦艦ヤマト 」のイメージも、こんな角度でした。

展示室は「 掘り下げて 」いるような形をしており、模型のすぐそば、しかも船底のあたりも見る
ことができます。
船尾から「 見上げた 」目線です。
片側2本ずつの「 金色のスクリュー 」がまぶしく輝いています。

次に船首に廻って見上げてみると・・・こんな感じ。
10分の1 スケールとはいえ、迫力ありますね。実物はさぞかし「 ド迫力 」だったと想像できます。
当時としては世界一の大きさを誇っていました。日本の造船技術の粋を集めた「 大和 」、戦後の
造船立国の基礎となったともいえます。
模型の前に、こんなプレートがありました・・・、
【 旧制中学に通っていた昭和15年頃。
私は 呉工廠周辺の夜空が紅々と照らされるのを見た。
それは熱い鉄の輝きそのものだった。
そして 鋼を叩く機械の音は深夜まで続いた。
私は 呉工廠周辺の夜空が紅々と照らされるのを見た。
それは熱い鉄の輝きそのものだった。
そして 鋼を叩く機械の音は深夜まで続いた。
まもなくして巨艦「大和」は呉湾に姿を現した。
その堂々たる光景は、今なお私の瞼に焼き付いて離れない。
どうか忘れないでいてほしい。
世界一の戦艦「大和」が我々の郷土・呉の地で生まれたことを。
誇りに思ってほしい。この呉というまちを。】
その堂々たる光景は、今なお私の瞼に焼き付いて離れない。
どうか忘れないでいてほしい。
世界一の戦艦「大和」が我々の郷土・呉の地で生まれたことを。
誇りに思ってほしい。この呉というまちを。】
この模型を寄贈した地元のN氏からのメッセージです。