冒頭に「 舞台挨拶 」。主催者の地元TV局の部長サン、映画館の社長サンの二人。社長サンの話が
気さくで面白かったです。
ストーリーは、もはや言うまでもないことですが・・・。
アメリカ。郊外のベッドリッジ駅。
寒い冬の夜、迷い犬になった秋田犬の子犬を偶然保護したパーカー・ウィルソン教授
(リチャード・ギア)は、妻の反対を押し切り、その子犬を飼うことにする。
首輪についていたタグに刻まれていた漢字から「ハチ」と名づけられた子犬は、
パーカーのあふれるような愛情を受けてすくすくと成長していく。
いつからか、夕方5時になると、ベッドリッジ駅へ列車で帰宅するパーカーを出迎えるのが
日課となったハチ。
一人と一匹の間に育まれた深い愛情と信頼は、ずっと続いていくと思われたが・・・。
HACHI 役の犬は、それぞれの年代を3匹の秋田犬が演じ分けたようです。
主人公は何と言っても、この名演技を見せている犬(たち)です。無償で見返りを求めないのが
「 愛 」とか「 信頼 」・・・その究極の物語・・・とも言えるかも知れません。
ただひとつ、そもそもどうやって HACHI がアメリカに渡り、教授と出逢うか、の筋立ては、私と
しては少々無理があるような気がしました。
ラストシーンに近くなると、周りの多くでハンカチを持ち始める人が結構いました。
とりわけ、ペットを飼っている人には、「 たまらない 」 映画かも知れません。