高台に聳えるプラハ城から、ゆっくりゆっくり階段を下って行きました。
眼前に拡がるプラハの旧市街を眺めながら、徐々にヴルタヴァ(モルダウ)川の川岸へ向かって行き
ます。後ろを振り返ってみると・・・、

いましがた降りてきた階段が、ずーっと見えます。
適度に「踊り場」が設けられていて、しばし立ち止まってプラハの美しい街並みを見下ろすことが
できます。

面白かったのは両側に連なる「家並」。
半円形の鉄窓・・・日本風に言えば「雨戸」のように見えます。
何もこんなに頑丈にしなくてもいいのに・・・と思うのですが、たぶんそれなりの理由があるので
しょう。外敵から守るとか、火災の延焼を防ぐとか、いざとなったら窓枠が「剣」に変身するとか。

家並のファサードも個性的。
クリーム色の壁、石造りの美しさがあります。
日本の家並が「バラバラ」で「自由奔放」だとすれば、チェコの場合は抑えの効いた色使いで、
統一感を保った美しさ。見ていて飽きが来ませんでした。