広い広いプラハ城。イケメン観光ガイドについて、あっちへ、こっちへ・・・。
いまになって振り返ると、どこから入ってどこから出て来たのか良く分かりません。東側から入って
西側に出たような気がしますが、まぁ、それはそれとして・・・(笑)

プラハ城から出たのは「西の正門」。「シュテルンベルク宮殿」の前を通り過ぎると、城壁の向こうに
プラハの旧市街が一望に見渡せます。
中世の雰囲気をそのまま伝えるオレンジ色の屋根の連なり、ところどころに聳え立つ塔、黙って見て
いても飽きない眺めでした。

そこへやって来たのが、二人の若い女の子。
「HEN-HEN、HEN-HEN」と言いながら、迫って来ます。
「何?」
「SHEN-HEN、SHEN-HEN」なおも近づいてきて、頑張ります。
「何だろう・・・?せっかく、いい眺めなのに・・・」
左側にプラハ城の高い城壁、右側は中世風の家並、緩やかに下って行く階段の先には、旧市街の
街並みが拡がる絶好のポイントです。足を運びながら、よくよく彼女らの声に耳を傾けると・・・。
「千円!千円!」と言っています。「絵」を売っている、売り子でした。
しまいには・・・「2枚で千円!2枚で千円!」と叫び始めます。
一瞬心が動きましたが、『3枚で千円にはならなかったので、やめました。』

さらに道は急になって、下って行きます。
「階段」ではなく「階段状の坂道」がズーッと続いていました。
眺めを見ながら歩くのにちょうどいいんですね。数歩歩いて、一段降りる。その繰り返しが・・・。
数歩歩く間に、眼下の景色を眺めることができます。写真を撮ることもできます。
しだいしだいにプラハの旧市街が近づいて来ました。