昨夜の晩酌は、「秋田酒こまち」という酒米を100%使った純米酒。

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 『加賀仁』=『かがに』と読みます。秋田県湯沢市の両関酒造。赤の外箱が目立ちます。

 日本酒度;+2.0、アミノ酸度;1.3、酸度;1.2、アルコール度数;15.2度。

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 『加賀仁』という酒銘は珍しいし、一見読みにくい・・・。裏貼りにいわれがありました。

  「両関の始祖は、加賀の国(現在の石川県)の出身で代々仁右衛門(にえもん)を襲名して

  来ました。このことから、両関の屋号を「加賀仁(かがに)」と呼び、地元湯沢では今現在も

  親しまれております。」

 その昔日本海を使った海運が盛んで、北前船などが行き来していた時代、加賀の国の商人が出羽の国

へ渡り、新天地で商売を始めたのでしょう。昔のベンチャー企業ですね。

 それが今では老舗中の老舗。ベンチャー精神は、果たしてまだ持ち続けているのでしょうか・・・?


 利き猪口に注いでみると、これまた珍しく、結構「色」がついています。

 日本酒は普通に造れば結構「色」がついているものですが、最近はこの色を「炭素ろ過」の過程を

経て徹底的に取り除き、無色透明にするのが常。この酒の場合、そこまではしていないのかも知れま

せん。

 「純米酒」ですが「吟醸」のような「香り」が立ちます。これも珍しい。

 どちらかといえば「辛口」系でしょうが、わずかながら「コク」も感じます。「クセ」はあまり

ないので、女性やアルコールにあまり強くない方でも行けそうです。

 逆に私のような「イケル」クチにとっては、少々軽めに感じるため、スーイ!スーイ!コピッ!で

終わってしまいそうなので、昨夜はセーブ。一合入りの「注ぎ口付き陶器」に移して、ちょっきり

一合で抑えました(笑)