イメージ 1


 《清水の舞台》を通り抜けて左手に《地主神社》があります(正確には「ありました」)。

というのも、今まで4回くらいはここに来ているはずなのに、この神社の記憶がなかったからです。

 高校の修学旅行、大学の友人達、学生時代の○畿ツーリストの添乗員バイトで2回くらい。そのうち

いずれも、ここは私の目にも記憶にも残っていないことになります。

 《地主神社》は「縁結びの神様」。縁結び自体にあまり興味がなかったので、眼にも留まらなかった

んでしょう・・・。ガイドブックによれば、「創建は日本の建国以前」「土地そのものが国の重要文化財」

「主祭神は大国主命」「社殿前の恋占いの石は縄文期の遺物」「縁結びのお守りが多種多彩」などの解説

がされています。

 “嬉々として” “鬼気迫る勢いで” “危機感を持って” お参りに向かったのは、長女と三女・・・

のみ。縁結びなどという言葉はとっくの昔に「死語」になった私と妻は、別にお参りもしませんでした。

イメージ 2


 《五条坂》《茶わん坂》方面から《清水寺》へ入り、グルッ!と回って《清水坂》方面へ下ろうと

しました。このため、本来一番最初にやるべきセレモニーの手水が最後になってしまいました。龍の形

をした手水鉢で、順序が逆になってしまったお詫びを心で唱えながら、一応、手を清めてから、清水を

後にすることにしました。

イメージ 3


 《本堂》側から石段を降りていけば、右手に朱色も鮮やかな《講堂》と、その向こうに《三重塔》が

見えてきます。そのまま石段を降り続けて《清水坂》方面へ。

 この間ずっと、春の朧がかったような《京の街》が眼下に拡がっていました。