フラッチャニの丘の上に聳える“総称”プラハ城。
雨に濡れた石畳をかなり歩いて、ようやく入口らしきところに辿り着きます。

城の広さは世界最大規模と言われているほど広いそうで、長さ約600M、幅約200Mぐらいの敷地面積。
基礎が築かれ始めたのが870年頃と言われており、日本では平安時代。チェコという国がモラヴィア王国
という名前で始めて歴史に登場してくる頃のことです。その後14世紀のカレル4世の時代に隆盛を
極め、プラハ城が現在の形になったそうです。

現地時間で朝の8時45分頃。現地の「イケメン」ガイドさんの話で、毎日「正時」になると、衛兵の
交替が見られる・・・、ということで待つこと十数分。始まりました。

向かって左側に立っていたのは、いかつい顔つき(どことなく、ドイツのゴール・キーパーだった
「カーン」と似ている感じ)の衛兵。右側に立っていたのは・・・記憶にありません。9時・・・。
そこへ、石畳を、ずっと先から、両脚を「一本の棒」のようにして窮屈そうに歩いて来た二人が前へ。
“ドンク!ブンデル!カンデル!”みたいなことを言ったかどうか覚えていませんが、とにかく古式に
則り「衛兵交替の儀式」です。歩いてきたうちの右側(この人が「カーン」と交替します)は、ナント
ブラジル代表の「カカ」が小柄な優男になったような整った顔立ちの若い男性。真っ直ぐ歩いて、裏表
に「カーン」と肩が触れ合うところまで行き、まわれっ!右!。

「カーン」はツカツカと数歩歩いて、まわれっ!右!。お互いに「じゃぁね!」「あいよっ!」って
な感じでアイ・コンタクト(してないかも)して、衛兵交替の儀式は終了しました。
私は、遥か昔のことを想い出そうとしていました。
「これとおんなじの、前にも見たなぁ・・・??」
もう20年以上も前になりますが、台北の「忠烈祠」で儀仗兵の交替セレモニーを見ました。
とても似ていますが、台北のときは気温40度。プラハは気温10度くらい。兵士の着衣から推測するに
台北の方がキツそうでした。