「おくりびと 観たよねぇ」
“とても、いい映画だったね”
『あぁ!重いテーマだけど、よくこなされて、いい映画になっていたね』

『随分狭い小路だなぁ・・・』
“ねぇ!ここじゃない?”
「えっ!コレ?古いぃーー。ただの銭湯じゃん。」

『銭湯は、どうして向かって右側が男湯で左側が女湯か、分かる?』
“それって・・・いま何か関係あるの?また、プレッシャー・スタディ?”
「漫才はいいから・・・、右左もどうでもいいし、まず車から降りようっ!!」
『つまり男湯が右側になったのはね・・・』

「はじめて遺体に触れて、体中を洗った銭湯だよね」
“そうそう。思いっきりゴシゴシね。もっくん迫真の演技だったね。”
『女湯が左に来るのは関東以北に多いという説もあるんだけどね。』
「聞いてないからぁ・・・」
『結論から言えば、決まりはないんだな、これは。番台に立ったときの「効き眼」で自分が良く
見たい方を「効き眼」側に置いた・・・ってのが、一番説得力なくない?』
“・・・・・・・・・・”
「・・・・・・・・・・・」