私は主宰者の先生から「ご招待」で初めて参加しましたが、こんなに真面目に、全国各地から
わざわざ集まって、日がな一日、様々なテーマで(ときにはグループ討議もあり)中小企業の
向かうべき方向性を真剣に考えている人達がいるとは・・・正直言って、思っていませんでした。
もう一つの驚きは、古くからの知り合いの方が数名参加していたことです。いずれも首都圏在住の
Iさん、Tさん、Mさん。20年ぶりに会った方もいました。まさか、ここで逢えるとは…。休憩時間を
惜しんで「いやぁー久しぶり!どうしてんの?生きてた?」などと、会話が弾みました。でもお互い
口には出さなかったけど、「20年の歳月」はそこここに現れているのは、仕方のないこと。
三つ目の驚きは、「永久顧問」という半分法名のような肩書きを付けられた(失礼!)小濱氏の
活躍ぶりです。もともとチャキチャキの江戸っ子=べらんめぇ調の元気老人(失礼!)だったのです
が、数年ぶりに会って、その分さらに年を重ねているはずなのに、逆に元気になっているんじゃない?
と思わせるような言動です。普通であれば肩書きからして、ヒナ壇の後ろ側にでもいそうなところです
が(失礼!)、これでもか!というくらい「出て」来ます。微笑ましいくらいの「出方」でした。
「学会」での議論は『M.Sのすすめ』の書庫で、追々紹介して行くことにして、夕方5時頃になり、
学会は主宰の小濱永久顧問が最後の挨拶に立ちました。ここで四つ目の驚きがありました。
挨拶の中で、バリバリ元気な「永久顧問」が、実は体調がすぐれず、前の晩はほとんど眠れなかった
とのこと。ひねくれ者の私は、「不調であれなら、絶好調なら一体どうなる…?(失礼!)」などと、
思ってしまいました。
失礼千万な冗談はさて置き、小濱先生がその後「絶好調」まで回復されたものと信じております。
こうして始まった「永久顧問」抜きの懇親会。中野サンプラザの最上階からは、中野駅方面の遠景
が綺麗に拡がっていました。ここで五つ目の驚き。参加したメンバーは、いずれ劣らぬ大学の教授や
プロのコンサルタントとして名を成した方々ですが、「一芸」の方もプロ並みの方々が揃っていた
こと…。かくし芸の域を超えた本格芸の数々に、私は自分の未熟さ至らなさを痛感いたしました。
夜も更けて「かくし芸大会(失礼!)」は、お開きとなり、ネオンに輝く中野サンプラザを後に
しました。前日の深酒に懲りた私は、この日は「どこへも寄らず」に、一宿一飯の宿=長女のアパート
へ直帰することにしました。