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 怪しげなレストランで、美味しいポーク料理と白ビールと白ワインに舌鼓をうったあとは、

一路2ヶ国目のチェコに向かいました。

 約160km、3時間半程度のロング・ドライブ。しばらくの間は、エルベ川沿いのアウトバーンを

バスは疾走します。アウトバーンは、ご存知「制限時速なし」の高速道路。この日は雨で滑る危険が

ありましたが、他の車は飛ばす飛ばす!バスだって負けず劣らずスピードを出しているのに、その

横を軽々と追い抜いて行きます。さすがお国柄、ベンツとフォルクス・ワーゲンが多い。

 満々と雪解け水を湛えて流れるエルベ川。客船だけでなく貨物船も航行していました。日本では

あまり見ることのない「川を遡る貨物船」、しかもこれが結構大型なのには驚きました。昼食後の

バスの車内は大部分が「お昼寝タイム」、添乗員のN女史も気を遣って何もしゃべりません。シーン

と静まり返った車内で、私は目を爛々と輝かせて、車窓からのシャッター・チャンスを狙っていました。

 周りに高い山はほとんど見えませんでしたが、いくらか高度が上がっていたかも知れません…、

道路脇まで広がる残雪が目に飛び込んで来ました。冬の間、どのくらい積雪があるのか知りませんが、

3月中旬でこの程度の残雪ということは、日本では東北~北海道並みかなぁーと思っていました。

 低く垂れ込めた雨雲、冬の名残の残雪、水しぶきを上げて疾走する車の流れ、急ぐ車の列を半ば

あざ笑うかのように悠々と大河を遡る船、それらを横目にバスは一路チェコ国境を目指します。

フランクフルトでトランジットして、ベルリン、ドレスデン、マイセンと旅して来たドイツとは、

そろそろお別れです。