

大桟橋は途中で挫けてUターンし、陸の方へ戻って来ると、「横浜開港資料館」というシックな
建物がありました。
さっそく入ってみると、すぐに中庭になっており、大きな木があります。解説プレートによると、
これは「玉楠」という木。
【中庭の玉楠の木は、江戸時代からこの地にあり、日米和親条約は、安政元年(1854)この木の
近くに設けられた応接所で結ばれました。大正12年(1923)の関東大震災により、木の幹は消失し
ましたが、生き残った根から芽が出て、いまや中庭いっぱいに枝を広げる大木となりました。横浜の
歴史の生き証人ともいえる玉楠の木は、昭和63年(1988)横浜市地域史跡に指定されました。
(隣にある)碑上面の「ペリー提督横浜上陸」の図は、アメリカ日本遠征艦隊の随行画家ハイネ
の原画による石版画(当館所蔵)を、陶板の上に複製したものです。右手の大木が玉楠の木の元の
姿といわれています。】
まるで日本史の復習をしているような、横浜開港資料館でした。