オバマ氏が予算教書を提出した。


ここにきて急に低所得者層に受けがよさそうな内容になっている。


たしか、大統領選挙前にはこの方の公約は


ずっと低所得者層側に立っていたはずなのに、


実際取られた政策は、大企業側のものになっていた。


背信といってもいいくらいだ。


でも、選挙資金の出所をみると、それも当然だったということか。


見るほうに目がなかったということだ。


そして、今回の教書。


これも選挙向けか。


つまらないものだな、民主主義とは。


こんな二枚舌でも生きてゆけるんだから。


「安保政策の大転換に突き進めば、


中国は一層の軍拡の口実にするし、


欧米諸国も不安を抱くに違いない。」


今日のある新聞の一説からの引用。


中国はこちらの意向や政策などおかまいなしに


今後も軍拡に突き進むのは確実だ。


欧米諸国に不安を抱かせるおそれがあるというなら、


日本政府が「まともな国家としての常識的政策」と


説明外交に努めれば、必ず理解してもらえる。


ただ、問題はこの説でも述べられているように、


憲法を条文解釈で変えようとしていることだ。


それに対する批判には同意する。


やるなら正面からやるべき。


いかにもの裏口入学のごとき手法は、


今後の悪しき手本となってしまう。


小手先とは小官僚の画すこと。


政治家や大官僚が小手先に頼ると必ず王道を外す。


そもそも戦後の自民政権も自社政権も


小手先九条解釈手法を用いて憲法を上書きし、


凌いできた歴史があるから、


すでにその手法は今に至って


本筋手法として踏襲されているということになるのだろうか。


そうだとしたら、それは本来あるべき本筋ではない。


もし宗主国の外遊機嫌取りにあたふたしたための


今回の手法選択だとしたら、


それはまったく嘆かわしいことだ。


時の解釈で変えたものは、


次の時の解釈で容易に変わることを忘れてはならない。

真の勇気は、過去を否定することではなく、


歴史をありのまま直視し、


次世代に正しい歴史を教えることだ、とな。


謹んでこの言葉を、そのままそっくりそちらにお返ししよう。


そして、もう一度胸に手を当てて


自国の歴史を反芻してみなさい。


それすらできないなら、牛に反芻の仕方を教えてもらいなさい。


とっても上手だから。

アメリカはすでに脱日本に舵をきっている。


中国は断日本をアメリカに望み、


その戦略にのっとって策を講じてきたが、


ここにきて確実にその成果を上げた。


オバマがリベラルなのはわかっていたが、


ここまで事態が進んだのは意外と思う筋も多いだろう。


日本からみると一線を越えた変節漢といわれそうな大統領だが、


そう言う者は時代を見間違う典型となる。


冷戦までの日本は橋頭保としての存在感があったが、


冷戦構造はソ連崩壊で姿を変えたために、


日本に期待する役割は二十年も前に


変節点を迎えていることに気づいていないということだからだ。


当時までのアメリカは日本に再軍備を名実ともに備えさえようとしていた。


しかし、日本国内はその世論形成を可能にする時代ではなかった。


その時代意識をそのまま今に持ち込んで、


さかのぼってアメリカの意向をかなえようとしているのが今の政権だ。


しかし、時は移っている。


それも劇的に移っている。


中国の台頭による新冷戦時代といわれていたのもすでに過去のこと。


アメリカは本気でこの国と冷戦複雑化させて戦い抜く意思も金もない。


むしろ、この国と反目し、緊張関係がアメリカと中国との間に生まれるとしたら、


その要因は排除する。


それで意思は統一されつつあるという時代になっている。


つまり、排除要因候補のトップは今の日本なのだ。


遅れてやってきたアメリカ追従政権。


それがアメリカを困惑させているというのは皮肉なことだ。


その流れに気づき、戸惑い、抵抗し始めているのが昨今マスコミをにぎわす


お歴々の抵抗発言の数々だ。


アメリカからみると、時代はずれの駄々っ子が


何か言っている、というところだろう。


中国は、それを今はじっと見続ける。


直接害のないもので日米の軋轢を増す事象なら、


口出ししないでほっておけばいいからだ。


だから首相の靖国参拝後に国内での半日デモも強く抑制させた。


ここで騒ぐのは得策ではないことをよく知っているからだ。


得点を自分から稼ぎに行かなくても、向こうから得点を譲ってもらえる。


それがじっと見続けるということにつながる。


いったん生まれた相互不信感は、


そのままにしておけば醸成されるということを


よく知っているしたたかな黙認だ。


それを中国はあまり気にしていないなどと楽観視するのは


お人よしというものだ。


さて、話はもどる。


脱日本というなら、日本はどうする。


絶たれたらつなぐしかない。


ならば、どことつなぐ。


腹を決めるための時間的な猶予は、


経済・財政が持つまでしかない。


それが世界における日本の唯一の存在意義だからだ。


それを失ってからではつながろうとしても、


結局は同化消滅になりかねない。


どことつながろうとしても、足元がぼろぼろのわらじなら


泊めてくれる部屋は住み込みの中間部屋が関の山だろうし。


これからはわらじの消耗との戦い。


そんな時代になっているようです。


ただ言えるのは、だからこそ独歩に至る力を


持たねばならないこということ。


好むと好まざるにかかわらず、選択主体となりたければ


それが古今東西の基本だということです。

首相補佐官が首相靖国参拝に対して


否定的な言辞をなした米国政府を批判する動画を


ネットにアップして、それがいろいろと取りざたされているが、


今の米国はすでに中国との同調の道に舵を取っているのだから、


参拝に対しては、当然の否定であったわけだ。


とにかく、今は中国との実質的な軋轢は望まないのがオバマ体制。


内政最優先で、ロビーもまたその傾向を強力に後押ししている。


もちろん石油メジャーも東アジア海域での石油利権をめぐって、


地理的な線引きが大筋で出来上がっているから、


あとは早くその利権を実際の利益として手に入れる方向で


領土問題の決着を政治に望むばかりだ。


そして、それはどこの国の肩を持つというような類の志向ではなく、


強い者がおさめて、その状態が安定化し、


自由に利権にくらいつければそれでいいのだ。


日本が望むような後押しなど、知ったことではない。


それをはっきりと押さえておいたほうがいい。


アメリカは変節しつつあるのだ。


その要因の一つがシェールガスでもある。


石油に依存しない将来のエネルギー源が確保できるなら、


南シナ海やインド洋を通って中東へ至る海洋派遣を保つ意味もなくなる。


だから、その海域でどこが派遣を握ろうが、実質的な被害は米国には及ばない。


同盟国である日本が、それによってエネルギー運搬に重大な支障をきたしたとしても、


それは自分で何とかしなさい。


もう軍事的な手助けは限界がありますよ、という流れになってきている。


オバマ政権になってからの中東政策のグダグダぶりの理由の一つがここにある。


彼ら、特にオバマ大統領は、プラグマティズムのDNAをフルに表に出してきている。


笑顔を見せるのは、その実利を得たときだけだ。


そうではないと感じた時の表情は、実に冷たい。


作った笑顔。


それがアジアや中東へ与える精一杯の親密感演技なのだ。


短期利益に敏感で、その数字のみを評価の対象にする


アメリカ型経営者の表情そのもののようでもある。


これが根が深い彼らの本音的体質なのだ。


愛情であるとか、過去のつながりの歴史に


左右されるような甘いものじゃない。


もし、それを最優先して未来を決めてくれると思い込んでいたら


土壇場でのしっぺ返しはこっちの身にかかってくる。


だから、首相補佐官の批判など、馬耳東風。


何か言ってるな、SO WHAT?


それが現実ですよ。