更新:2026/7月
一旦非公開にしていましたがもう理由もなくなったことを忘れていたので戻しました。
↑こいつはサムネ用の画像。ゲ君です。
色々とあんまりいい方向で話題になってないように見えるゲートルーラー。
ゲーム性だとかプロモーション面でいろいろ思うところがありますが、「イラストの引用」について推測が多い話どまりとなっている為、ある程度正確な数字として出せるように、どれが引用で、どれが引用じゃないかが分かるようにしてみました。
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・まえがき(一切読まなくてもいい部分)
早い話これを作るに至った経緯という名の愚痴です。飛ばしても問題ないです。
:公式Twitter文より引用
「ゲートルーラーでは、絵師様から既存イラストの使用許諾を得るという、今までにない新たな手法をとっております。 勿論、それは一部であって、ほとんどのイラストは新作ですが、この方策により、絵師様の名画を再び多くの方々の目に触れて頂く機会を創出しております。
例えば、前述の添付画像は、タカヤマトシアキ様のイラスト集からご使用許可を得たもので、カードが待ちきれない、という方は今すぐにでも、イラスト集をご購入頂けます。」
悪く言えば使い回しですが、過去に埋もれてしまったイラストを最新作として手に取ることができる機会というのは、イラストレーター自身の画集や画展くらいしかなかなか無いため、イラストレーターのファンとしては良いきっかけになるかと思います。
大半の引用元であるFOWはDCGのクリプトスペルズやTCGの魔法少女ザ・デュエルに散々使い回されていますが
僕はFOWのイラスト周りのファンであったので、ここからイラストレーターのファンとなり作品を楽しんだり、FOWの存在を知るきっかけになってくれればいいなとか思ってたわけです。
しかし、カード名や設定もそっくり変えてリリースするという発表を見て懸念していたことは、そのまま起こってしまいました。
・カードに印刷されている情報にもカードリストにも既存かどうかを判別する手段がどこにも無い
・商業作品として出してないイラストは完全に無表記
じゃあなんで引用元の作品でも楽しめるとアピールしたの?
ごもごもしました。
ならガイドブックには掲載されているんでしょうか。ちょっと買おうか悩んでいます。
とはいえ実際ゲームの業界では描き下ろされていないイラストを特に表記なく使用する例は珍しくないし(カードゲームの括りで見ればシャドウバースとかそうですね)、前述のとおりFOWはわりかし使い回されてる側だったりするので、借りること自体を問題だと取り上げているわけではありません。
カードゲームの強みである、絵単体では創れない、ゲームをプレイすることやカードの集合で織りなす世界観構築やキャラクターの魅力、というのも既存のイラストを使うと(それぞれの世界観がぶつかり合う都合)難しくなるのですが、そういうハードルをそのままにしてなんだかどういう世界観かがとっ散らかってよくわからない有様。
クロスオーバーTCGを例に挙げたという弁明があったと小耳にはさみましたが、あれは権利表記もしっかりしてるしそれぞれの軸の世界観が干渉していない以上そもそも全く見当違いな話です。
何故巨大自立型メカが無整備の現代東京を跋扈しているのか?
昭和や平成初期の古めかしい近未来と近代のディティールが細かく発光が多い近未来がなぜ混在しているのか?
そもそもなぜメカや妖怪の類がなぜどの勢力にもいるのか?技術や伝承は全ての世界で共通している概念なのか?
全部解決する必要はないですが、そもそも公式サイトにも世界観やストーリーの項はないのでなにもわからない。
Twitterを探してみても、デザインがごった煮になっている理由付けになる部分は見当たらない。中途半端に触れるなら世界観にスポットをあてずにキャラゲー方向にすれば良いのにね
アピールポイントとして使っておいて適当な世界観構築で絵が綺麗でかっこいい世界観のTCGという顔してるんか…中古の服を新作の服って売り文句で売ってるのを見ている気分
そういうのを整備してからイラストやフレーバーテキストの深みをアピールしてくれよ!ねえ!
…
ながったらしい愚痴はこのくらいにして、本題に行きます。
※上記の愚痴にある疑問はオフィシャルガイドブックを未購入でかつ第一弾発売前に書いている都合、ガイドブック等にいくつかの疑問に回答があったことを確認しています。とはいえカードや当時の公式HPからはまともに情報が得られなかったよ、という感想を述べているものとしてそのまま残しています。
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・結局何枚引用しているの?
ここが一番憶測が多い部分であり、おおよそ正確な数字を出せるのが元々かなりの少数であるFOWプレイヤーであるため、その枠組みの一人である自分が集計してみました。
結論から言うと、「既存のイラスト」の使用は半分は超えていません。
そのため、大半が既存イラストであるという指摘は間違っていることになります。
現在(2020/12/20)判明分のカードで、シルエットとなっているルーラー6種を含め、少なくとも
178種類中69種類が既存イラストです。
だいたい3分の1ちょっとですね。
※12/20 177種中66種から更新。
???(シークレット)1種を総数に追加、加えて見落としや頂いた情報を元に既存イラストも追加。
情報ありがとうございます。
集計はTD、第一弾の収録カードと、イベントや購入特典のPRで確認できるもので、かつ自分が知っている範囲のイラストがどれだけあったかで集計しました。
一人で探しただけなので実際はもう少し多い可能性もあります。ノーヒントで全部探すのは難しすぎるからね…
とはいえ、半分は超えていないので「既存イラストは一部」は正しいですが、「ほとんどが新作イラスト」と表現するのはあまり正しくないですね。
こういう間違ってないから誇張してもいいでしょ、というスタンスは引っかかります。すごく
・レアリティ別集計
各レアリティごとに見ていきましょう。
:???(シークレット)
1種中1種
:★★★★、★★★★L
23種中14種
(★★★★17種中10種、★★★★L 6種中4種)
:★★★
17種中9種
:★★
24種中5種
:★
63種中22種
ブースター全体:134種中51種
:TD収録
34種中11種(17種×2の内、「妖怪&巨大ロボ」が2種、「魔竜召喚」が9種)
:プロモカード
10種中7種(先行販売1種、発売記念5種、店舗大会1種(上位賞がパックと同じカードなので除外)、ハイレアリティパックカートン特典1種、本特典1種、第二弾先行配布カード1種)
PRもないしTDがソートできなくてちょっと不便だった
ブースターのレア枠で区分すると、
:★★★以上
41種中24種
:★★以下(ノーマル)
87種中27種
と、レアリティが高くなると既存イラストの割合が高くなる傾向があります。
せめて高レアリティはオリジナルで勝負してくれ、とすごく強く思いますが、世界観導入のために多く排出されるノーマルカードを多めにオリジナルにして慣れてもらうという戦略であれば低レアリティがオリジナル多めの割合なのは間違いではないとは言えます。
とはいえまるで第2弾のようなみんなご存知スタイルでフレーバーテキストが展開されてるカードが多いから世界観がすっとはいってこないとは感じた
プロモーション戦略として高レアリティを多く出す必要があったために、結果的に発売前に目立って露出したカードのオリジナルイラストの割合が少なかった、という印象になってしまったのは良くなかったかもしれません。
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・元絵があるカードたちの紹介
どれがオリジナルじゃないんだよ!という部分が重要なので、以下は元絵とカードを並べていきます。
気分で元イラストやイラストレーター、元のカードに関するちょっとした小話も挟むので、イラストレーター様に興味を持って貰えたり、TCGのイラストに注目するユーザーが増えてくれるといいなとも。
今はスカスカですが、気分で追記するかもしれません。
暇な方は読んでみてください。
ここからは補足という名の蛇足なので、見る必要はどちらかというとないです。
カード名でググったらここが出てきたんだけど!となってしまうのを避けるため、ゲートルーラーのカード名は表記を省略します。
(引用元がPixivとなっているものはリンクを記載していますが、文字数制限の関係で同氏2枚目以降のイラストは直リンクになっていません。気になった方はコピーペ―ストで飛んでください。)
ファイナルレッドドラゴン。
TCGショップ「カードキングダム」様のイベント景品として配布されたサプライの為に描き下ろされたイラスト。
原作者やスタッフが貴店の重要な役職を兼任、経験している深い縁があるため、第一弾の顔として、公募により名前を一新し当イラストが使用されています。
イラストレーターはタカヤマトシアキ先生。
デュエル・マスターズやヴァンガードはじめとし、TCG界隈ではドラゴンイラストの大御所とも呼べるくらい知名度が高く、多くのパッケージイラストを飾っています。
とにかく緻密でカッコイイテイストのイラストが多く、氏の手掛けたカードは総じてイラスト人気が高いです。
カードの向きが違う辺りで察するかと思いますが、差分要素が一切ない同じイラストで2枚の別のカードが存在しています。
:FOWより
Wrath of the Flame God。
FOWは日本では撤退していますが、海外では元気にやっています。そのため一部カードは日本語版はありません。
どうやら、第一弾から日本で撤退した次の次の弾(23弾)までのイラストから引用しているようです。
第二弾でそうでもないことが確認されました。
光の魔石の化身。
FOWにも"ルーラー"という、MTGでいう統率者のような立ち位置のカードがあります。
FOWのルーラーは両面カードで、ゲームの外でプレイヤーをサポートする能力を発揮し、一度だけ指定コストを払うと裏返り、場に強力なユニットとして参戦しフィニッシャーとして共に戦ってくれるデザインとなっています。(今回はJルーラーと呼ばれるユニットの方のイラストが使われています。)
このカードは「~の魔石の化身」という各属性のサイクルなのでFOWには他にも4種類仲間がいます。設定として他の化身との関連性は存在していないので、恐らく登場しないでしょう。
2022/3/10:ある方の記事で例示として挙げられた「光のドラゴンを使いたいがイラストレーターさんのスケジュールが空いてないのでFOWから借りた」は恐らくこれを指しています。担当した方は第2弾シリーズスターターのゾンビの2枚以外全てFOWから使用されているので、新規発注できなかったことの辻褄が合います。
FOWではリミテッド専用カードのうちの一枚。色事故を緩和する能力と、サブデッキを使用可能にする能力を持っています。
このカードが使えるフォーマットでは能力に若干の差異がある3種類を組んだデッキに応じて選ぶ形式で、選べる3種のカードのフレーバーテキストを繋げるとストーリーの前日譚となっています。
初期の第3弾までで展開されていたストーリーの世界の再訪がテーマとなっていたパックに登場し、「3種のカードが1~3弾のパック名を冠した名前であり、石碑に残された文献という形式でフレーバーテキストがそれぞれその世界の歴史を綴っている」というフレーバーに富んだカードになっています。
イラストレーターはショースケ先生。
デュエル・マスターズやバトルスピリッツでもイラストを手掛けています。
紫や黒を基調としたダークなイラストが多く、ゲームのラスボスのようなカッコよさがあるモンスターイラストを多く描かれています。
https://www.pixiv.net/artworks/61531278
みんなが大好き天雷。
MTGでいう稲妻とほぼ同じ効果で使い勝手も同じぐらい高かったので、FOWではリリースからスタン落ちまで長く愛されていました。
カードではありませんが、主にスターターデッキに付属していたプレイフィールドの背景で使われていたイラストです。
ストーリー、世界観導入のための世界地図のようなもの。時系列で言うとこれの前には右側の物騒な侵攻のない平和な風景のイラストも存在します。
となるとこのイラストの地形や建物はゲートルーラーの設定と全く関係ないもので世界観説明してるわけなんですが、ウォルナーが一番イラストの引用が多い勢力でありだいたいFOWみたいなテイストになっているのでなんかそれっぽい感じになってます。
ハデスが影になっちゃった…
https://www.pixiv.net/artworks/62386195
FOWのストーリーでも重要な立ち位置だったキャラクター、アリス。
FOWでは「すべての種族を持つ」能力を持っていますが、「種族の種類分ステータスを上げる」カードがこれを参照するとゲームに存在するすべての種族をカウントしてバグみたいなステータスの上がり方をするというトンデモ裁定になったために、このカードの登場により、ステータスの上昇値を定義するためだけに総合ルールに種族一覧の項が追加されました。
コラボセットも出していたので、そこにいた「学生」や「委員長」等の変わった種族も一覧に混ざっている…と記憶していたのですが、いつの間にか消えたのか最初からなかったのかわかりませんが現在は存在していません。(HPリニューアルに伴い過去のデータを確認できなくなったので、どちらだったかは不明です。)
参考>公式サイト総合ルール(Comprehensive Rule)-205.a(全て英語)
https://www.pixiv.net/artworks/45371084
マンガ作品「スタジオ秘密基地劇場」より、2話扉絵。
キャプチャ画像を自前で用意するのはアレなので省略。
気になった方はマンガ図書館Zで読めるよ!読んでみてね

イラストレーターは七原しえ先生。
和のテイストと独特の雰囲気、緻密ながらもまとまりのある美しさを放つイラストが使用されています。
https://www.pixiv.net/artworks/74486444
https://www.pixiv.net/artworks/74015409
https://www.pixiv.net/artworks/72273634
https://www.pixiv.net/artworks/82651421
https://www.pixiv.net/artworks/42686891
・マンガ作品「スタジオ秘密基地劇場」より、1話22ページ目
元々がモノクロ漫画の1コマなので、オーマイガーも共に、FOWで多くのイラストを手掛けている佐々木光之介先生が彩色を施しています。
TDとノーマル(再録)だったカードが★4に大出世したね…!
箱が猫に進化しました。
猫に該当するカードはFOWにあるんですがそっちは使われませんでした。
https://www.pixiv.net/artworks/59617229
イラストレーターはlack先生。ヴァンガード、ウィクロス、デュエルマスターズ等でも描いており、Fate/grand orderでもサーヴァントのキャラクターデザインを手掛けているなど、TCGに限らず広く有名なイラストレーターです。
氏のイラストは特に青や紫の使い方がとても美しい。必見です。
現状リリースされているカードの中でlack先生の唯一のイラストですが、描き下ろしではありません。
第2弾では新規イラストが登場するそうです。楽しみですね。
背景の円盤のような物体もFOWではカード化しています。どうせなら一緒に出してあげたらフレーバー的に深みが出たのになあとも。
TD(スターターデッキ)収録
https://www.pixiv.net/artworks/42686891
さっきも見ましたね。ブースターに収録されている同じイラストの横向きのカードは別のカードです。
イラストが繋がるカードは様々なTCGで見られるやり方ですが、逆に1枚のイラストの全景とトリミングで2枚生成するやり方は珍しいですね…
https://www.pixiv.net/artworks/60565883
FOW側の画像は「場に出る際にライフを支払い、支払ったライフと同じステータスの数値として場に出る」というPR版のテキストになっていますが、エラッタ前にあたるブースター版は「これが場に出たとき、ライフを支払い、支払ったライフと同じステータスの数値になる」という場に出てからライフを支払う効果が発動したため、効果が解決する頃には墓地に送られている(効果発動時はステータスが決定していない=攻守0だったため解決時には既に死んでいる)というガバガバ効果でした。
1年経たずに一度終了したFOW初期の時代はルールに整合性が無いカードが多かったため、細かい修正どころかリメイクレベルにエラッタされているカードが大量にあり、エラッタリストが別途必要になったり、基礎ルールに歪な要素があったために第一ターンに後手プレイヤーが(先手番の行動に影響を受けず)運が良ければユニットを場に出すことができたりと、なかなかすごい状態だったそうです。
そういうのも含めて楽しんでいたと、初期のFOWを体験したことのあった筆者の過去の同職の方が言っていました。
https://www.pixiv.net/artworks/64250502
https://www.pixiv.net/artworks/64287855
https://www.pixiv.net/artworks/73060589
FOWの為に描き下ろされたカード。
…のはずでしたがカード化されていません。(多分)
「作者自身が仕事絵のイラスト先に出しちゃった…でもよく見たら描いた表記の年が投稿の2年前だからなんだろうこのイラスト?」となった記憶。
こういう感じで使われることが無かったイラストの再発信の場として利用する試みとしてはイラスト再使用は最適だとは思っています。
これはその数少ない一例です。
FOW側のカードは過去のカードのリメイクキャンペーンの為に作られたPRカードのうちの1つ。リメイク前には存在しなかった、後手番の不利を埋めるための共通能力の追加と、テキストやステータスのパワーの上方修正がされています。
リメイク前のカードと指定のカードを集めて送るとリメイクカードがもらえる…というアイテムを消費して進化するRPGとかソシャゲみたいなシステムのキャンペーンでしたが、リメイク前カード自体あまり多く出ないレアリティであり、更に指定カードは全てRやSR(最高レアリティ)であり、マイナーTCGである以上シングルカードの入手手段が少なかったため、交換できた人は限られ、少数しか存在しない希少性のあるカードとなってしまいました。
日本語表記のカード画像は存在しましたが、カードは英語版のみが存在します。
PR(プロモカード)
12/20 ドレイクとギアゴーレム追加。
ちなみにヤマタノオロチが魔法少女ザ・デュエルから引用されてる的なツイートをどこかで見かけましたが、あちらもFOW産のイラストを使っているだけで、あちらから引用されたカードはありません。
以上69種類の紹介でした。
・おわりに
実際の割合が分からないまま「ほとんどが既存のイラスト」という意見をちょいちょい見かけたので自分で検証してみました。
だいたいの数字が分かったのでちょっとすっきり。
個人で調べたに過ぎないので、多分まだ知らない元ネタがあるかもです。
漏れがあったら教えてね。テレパシー、伝書鳩、電報、信号旗でお待ちしてます。
だいたいが引用だけで終わらずに同じイラストレーターが別の新規イラスト手掛けてるので、是非手に取ってカードイラストを楽しんでね。
でもFOWから綺麗なイラストが沢山使われてることも忘れないでね(本音)







































































