遊戯王史上最速で禁止カード入りしたカードをご存知だろうか?
混沌帝龍?六感?ディスクガイ?違う・・・
登場から間もなくしてシンクロ召喚を使う【レスキューシンクロ】や【アンデシンクロ】の火力源となり先攻1ターンキルをいとも簡単に可能にしたカード。極悪極まりない。
実は登場当初は「まぁ、そこそこ」とか思われていたのだが、徐々に危なさに気づかれ始めいざ解き放たれたら大暴れ。
結果的に290日という速さで禁止カード入りしたまさに伝説のカードである。
このカードはアニメ出身のカードで、ボマーが使用している。
この時はなんらかの制約が存在していたため効果を発動しなかった。
妙に作画が良かったため印象に残っている人も多いだろう。
この時、このカードがどれだけ環境を荒らすかなど知る由もなく・・・
このカードでダイレクトアタックした後自身をリリースすればなんと4000ダメージ。やばいやばすぎる
加えてシンクロ素材の指定もされていないため、あらゆるデッキから登場する最悪のカードとなった。
【レスキューシンクロ】での一例を挙げると
サモンプリースト召喚⇒効果でサモンプリーストを特殊召喚⇒2体目のサモンプリーストの効果でレスキューキャットを特殊召喚⇒レスキューキャットの効果でX-セイバー エアベルン2体を特殊召喚⇒DDB2体オラァ
頭おかしい
ダーク・ダイブ・ボンバーが2体並んでいて、この2体のダイレクトアタックに成功した場合、確実に勝利が確定する。
つまりダーク・ダイブ・ボンバーが並ぶことは相手にとって死刑宣告も同然であり、そのデュエルの敗北を覚悟しなければならなかった。
(勿論精神操作やブレインコントロールでコントロール奪取されれば相手に利用される可能性もある)
このカードの現役時はいかに「ダーク・ダイブ・ボンバーをシンクロ召喚するか」が勝負のカギとなっており、僅か3、4ターンで決着がつくことも珍しくなかった。3枚積めたころの混沌の黒魔術師のようなものであるが、それよりも遥かにひどい。
【ライトロード】などの元々シンクロ召喚を行わないデッキにも「ゾンビキャリア」とセットで採用されることが多かった。
大量展開に長けている【BF】ではシンクロ召喚のしやすさもあり、やはり大暴れ。
3月の改訂では無傷だったが、2009年9月についにご臨終。
出て1年も立っていないのに禁止カード化されるのはよっぽどの事だ。
因みに同じ改訂で「BF-疾風のゲイル」や「ワン・フォー・ワン」などのファイブディーズ期のカードが多く規制されている。
このカードの場合、制限カードにしても多少かすり傷がつく程度でほとんど意味がなかったので禁止は仕方なかっただろう。
この点はグローアップ・バルブにも言える。
颯爽と現れ大暴れした後牢獄行きになったカッコイイ奴である。
後にゴヨウ、トリシューラ、ブリューナクの黄金トリオも禁止行きになるが、正直言ってこの3枚のカードはDDBのインパクトにはとても適わない。
遊戯王史上最強のモンスターといわれた混沌帝龍と200日も差をつけて禁止へ光の速さで駆け抜けたDDB。
その勇姿と恐怖、絶対に忘れてはならない
字レア収録おめでとう