思い出したくない過去が頭をよぎった時、みなさんどうしていますか?



なにもしない、という人が大多数だと思いますが中には頭を振る、虚空を手刀で切る(しゅっと言いながら)など独自の方法でかき消している方もいるのではないでしょうか。



わたしは「おかあさあああん!」と叫びます。けっこう人前でも堂々と叫びます。



どさん子女装です。おはこんばんちは。



さて、ついに初女装で20代営業職と会う日がやってきました。



YouTubeのメイク動画を見ながら化粧を勉強し、買い漁ったプチプラコスメでメイクし、ウィッグを被り、胸にパットを入れ女性に近づけます。男を思わせる骨ばった輪郭はロングヘアのウィッグで隠し、毛もすべて剃りました。



家に入ってきた彼は女装のわたしを見て、明らかに興奮している様子でした。何度も逢瀬を重ねていましたが、口に含んだ陰茎の固さがいままでの比ではなく、その興奮が伝わってきました。



あれだけ難色を示していたバックへの挿入も彼自身がすぐに求め、正常位、バックと続きあっという間に果てました。時間にするとものの5分くらいかと思います。



正直まったく気持ち良くはありませんでしたが、そんなことはどうでも良いことでした。



わたしの女装は化粧も服もひどいクオリティだったと思いますが、ほんの少し男らしさを隠すだけでこんなに興奮されるのか…



わたしが欲しくて欲しくてたまらなかった、女性として欲情される快感。それを初めて味わった気がして心が震えました。



その快感を知ったら最後、もう以前のようには戻れませんでした。



そしてわたしはもう戻れない片道切符の女装道を突き進むことになるのです。



あ、営業職の彼とはその後も数回会いましたが、最終的にわたしがブロックして関係は終わりました。



その後あっという間にMに逆戻りした彼は、洗ってもない自身の尻に指を入れることを求め、さらに事後、彼がシャワーを浴びた際、あと2回使用するくらいは残っていたボディーソープを使わず、横に置いていた新品の詰め替え用を無断で開封し使用していたことが判明したためです。



かくしてわたしは女装をするきっかけとなった男との関係を精算し、クオリティの低い女装という武器を引っ提げ、身一つで出会い系アプリの荒波に漕ぎ出ることになるのです。



ではまた次のブログでお会いしましょう。

今日も読んでいただきありがとうございました。