MONOその6:ROCK PAINT 塗膜はがし剤
何を隠そう私、日曜大工的な作業が大好きで、すぐに一手間加えたい衝動が首をもたげます。
いたって普通に書き始めましたが3月以来の8ヶ月ぶりの更新です。肌寒い季節から夏を飛び越え、また肌寒い季節がやってまいりました。
今回、特にブログ用の記事を書くつもりもなかったのですが、あまりにもすばらしい商品にめぐりあったので久しぶりの更新です。
引越し以来ずっと玄関に放置しっぱなしだった傘を片付けたく、行く先々で傘立てを探していたのですが、どうも心引かれる商品にめぐり合えずにいました・・・。そんなある日、ぶらりと立ち寄ったイケアで見つけた傘立て
なんと¥980!ついつい買ってしまいました・・・。
買ったはいいものの、いかんせんチープな外観がどうにも気に入りません。安物を買っておいてチープだと難癖つける・・・まさにモラルハザード。しかしここでムラムラと例の衝動が首をもたげます「一手間加えたい・・・」。
個人的にはこのベタッっとした塗装が安っぽさを醸し出していると感じます。まずはこの塗装を剥がしてみようという事で、ヤスリなんかで削ってみますが・・・か、堅い。
とてもじゃないですがここの方法で全部の塗装を落とそうと思ったら、僕の人生の余暇のかなりの時間をこの作業に費やす事になりそうです。
そこで登場するのが今回紹介する「ROCK PAINT 塗膜はがし剤」です。
本格的なリムーバーを使用するのは今回初めてですが、これはなかなかの優れものですよ。
まずは使用にあたり一応裏書を読んでみましょう。
なになに・・・「大量、又は継続的な暴露により重大な健康被害を引き起こす」、「皮膚に付着すると薬傷を起こしたり目に入ると失明の恐れがある」、「必ず保護眼鏡、ゴム手袋等をを着用して皮膚に付かないよう~」。
なかなかデンジャラスな香りがしますが、大抵こんなもんは脅しにすぎないのであまり気にしません。そのまま作業します。
いてっ!超ー痛い!手にちょっと液体が付いただけで刺すような痛みにが襲ってきます。これは危険です!!説明書を読まずにこんな目にあうならまだしも、目を通して、さらにこんな事態に陥るのは「愚か」としか言い様がありません。我ながら一体何がしたいのでしょうか。
早速こんな物をゲットしてきました!
これまたなかなかの逸品です。近所の100均で購入してきたのですが、100円で80枚もの手袋が封入されています。まさにデフレスパイラル!惜しみなく利用できます。
このリムーバー、取り扱いさえ気をつければ使用方法はいたって簡単。液剤をハケで塗りつけたら、しばらく待ってこそぎ落すだけ。
ハケを使って液剤を塗布
数少ないコツの一つはたっぷりと塗る事。これぐらいベタベタにしてしまった方がよいでしょう。
もう一つのコツはここで十分に時間を置くこと。どうしてもすぐに手をつけたくなるが、じっくりと待つ事によって塗装の剥がれやすさが全く変わってきます。
10分ほどおいた後、ヘラで塗装をこそぎ落す。ヘラなんて無いので、今回は割り箸で代用。
軽くこすってみると
おーっ!!
こんな感じで作業を進めていくとあっという間にこんな感じになります。
全ての塗料をキチンと落とすにはそれなりの時間を要しますが、作業自体はまったくもって簡単です。上記をひたすら繰り返すだけ。
こんな感じで仕上がりました。
さらにアンティークな雰囲気を出すために金槌でたたいたり、ヤスリで削ったり・・・。
一通り作業が終わったので、早速組み立ててみましょう。
どうですか?あんまり変わってない?
このチープさを通り越したインダストリアルな雰囲気がなかなか・・・。
多分そのままの方が良いって人もいるでしょう(そのほうが多い?)が、自分的にはなかなか気に入っております。いいいんです、こんなもん自己満足の世界なんで・・・。
何はともあれ、傘立ての仕上がりはさておき、この剥離剤なかなかの優れものです。
次は何を剥離しようかなー!
今回の買い物、星2ツ半!
MONOその5:ミーレ・ブルーラグーンS4210
MONO申す第5弾はドイツの家電メーカー「ミーレ 」の掃除機、ブルーラグーンです。
何を隠そう私、以前に自動車のメカニックを生業としていたことがあり、その際にホンダの創始者、故本田総一郎氏の言葉「世の中に一台でも動いている車がある限り、その車用の補修部品は作り続けろ」と言ったとか、言わないとかという話を聞いて非常に感銘を受けた事がありました・・・(ちなみに私はホンダのスタッフではありませんでしたが)。
メーカーとしてすばらい理念であると同時に、今の日本の企業(ホンダも含め)がこのような指導者に恵まれていない事をとても寂しく感じます・・・。
何故にミーレでホンダの話?って感じですが、遠く離れたこのドイツの企業の作る掃除機の購入を検討している際、上述の昭和の偉人の言葉を思い出したのでした。
我が家で長年活躍していた愛用の掃除機が瀕死の状態になり、新たな掃除機の購入を迫られておりました。サイクロン掃除機の代名詞「ダイソン」や国内メーカーの掃除機など色々と検討を重ねた結果、今回のブルーラグーンへと辿り着きました。
ミーレは1899年にドイツ・ヘルツェブロックで創業した総合家電メーカー。日本では掃除機が有名ですが、洗濯機やオーブン、冷蔵庫なども手がけています。
個人的にはドイツのプロダクツというと思い出すのがバウハウスも提唱したルイス・サリヴァンの「形態は機能に従う」という言葉。そんなイメージ通り、ミーレの製品はどれも機能美を感じさせる商品で心をくすぐられます。
今回ブルーラグーンを購入するにあたっての一番の決め手は、なんと言ってもその耐用年数。驚きの20年!!それを実現する為に気の遠くなるような耐久テストを行っているみたいですね(1000時間の連続稼動や、12万回(!)のホースの引き伸ばしテスト等)。
さらに製品の製造中止後も15年間は部品のストックを保障しているのも素晴らしいところ。カタログに目を通してもらうと分かるのですが、個々の小さなパーツ(隙間ノズルだったり換えホースだったり)も全てバラ売りしているので安心です。
先代掃除の断末魔が聞こえそうなまさにその時、待望のブルーラグーンが到着です。
掃除機とは思えない、なかなかポップなパッケージ
早速開梱。
日本の掃除機ではちょっとお目にかかれないような鮮やかなブルーが素敵。
まずはフィルターをセットしてみます。
今回は上位機能のフィルター「アクティブHEPAフィルター」も併せて購入しました。これを取り付けることにより0.11ミクロンの超微粒子、微生物を含め99.5%のゴミを集塵できるそう(ここまでくると逆にそれをくぐり抜ける0.5%が何なのかが非常に気になります)。
上がアクティブHEPAフィルター。下は通常のスーパーエアクリーンフィルター。スーパーエアクリーンフィルターでも0.5ミクロンまでのゴミなら99.95%シャットアウト。
このアクティブHEPAフィルターには特殊活性炭が入っているそうで集塵されたゴミから出る臭いも吸着してくれるそう。確かに排気からいわゆる掃除機の臭いは皆無です。まだ新しいだけなのかもしれませんが、例えると何でしょう?今のところ新しい車の室内のような匂いがします。最近排気のきれいな掃除機って流行ってますけど、みんなこんな感じなんですか?今までの掃除機臭の概念を打ち破られた感じです。
又排気自体も真上に排出される為、床のゴミを舞い上げる事もありません。これなら今までのように寝転がっている脇で掃除機を掛けられても顔に直接排気がかかることもありません!(なんて書くとゴミのように扱われる私生活の一端が明るみに出ますね・・・)。
排気口に排気の向きがわかるようテープを貼り付けてみました。このように排気は真上に向け行われます
機能面での解説はこの辺にし、細部を画像で御紹介いたします。
まずはメインコントロールパネルを御紹介
こういった部分のグラフィックも秀逸です。極力文字を排除し、イラストのみでその機能を表示。左下から、カーテン、その上がソファー、左上がラグ、なるほど、なるほど。右にいって上段が耳・・・。耳っ!なにこれ。その下がカーペット??さっきのラグみたいのと何が違うの?その下は、何?田んぼ??
時には文字も必要なのでしょうか・・・。まぁ、いいでしょ、このほうがカッコいいよ・・・。
メイン吸い込みノズルのグラフィックもなかなか秀逸。
多分床用と絨毯用という意味でしょう。ヘナチョコな絵がかわいいですね。
その他標準付属のノズルは3種類
一番左の隙間ノズルは当然として、我が家では、真ん中のブラシ付きなはちょっとしたダクトや網戸、一番右は布団やソファーなどのファブリック専用としています。
またメインパイプはステンレス製で耐久性抜群。さらに22段階に長さ調整できるのもGOOD。
耐久性アップはもちろん、質感的にも高級感が漂います。
良い事ばかり書き連ねましたが、最後に問題点も。今までの掃除機に比べると少々大きさが気になります。また重さもずいぶん重たいですね。我が家には階段はありませんが、女性がこれを持って1階から2階へ移動・・・なんて場合には少々その重さが気になるかも知れません。
ただ、この重さにも重要な秘密が隠されているようで、掃除機の心臓部ともいえる吸引モーターが国内のメーカーなどに比べると2倍ほどの大きさがあるみたい。モーターの寿命は大きさにも大きく左右されるようで(小型化する事で負担が大きくなる)、20年という耐用年数を実現するにはやむなしの選択のようですね。そういうことなら致し方ないですかね。
お伝えしましたミーレの掃除機、ブルーラグーン。今回の買い物星2ツ!
MONOその4:製図用シャープペンシル
第4回目のMONO申すは製図用のシャープペンシルの御紹介。
何を隠そう私若干文具フェチの気があり、シャープペンシル、なかでも製図用のシャーペンを愛してやまない偏愛者なのであります。
どうでもいいですが「シャープペンシル」という名称は現シャープが開発した商品名に
由来する日本語。英語ではpropelling pencil、米国ではautomatic pencil、または
mechanical pencilと呼ばれているみたい。
この製図用のシャーペン、いったい何が製図用かというと、芯を送り出す先端の口金部分の長さが普通のシャーペンよりも随分長い。
左は普通のシャープペンシル。右はステッドラーの製図用シャーペン
製図は基本的に定規で線を引く。厚い定規越しに線を引いてもこの長い先端のお陰で書きやすいわけです。
そんな事はともかく、このしなやかに伸びた先っちょ、たまりません・・・。
またほとんどのモデルで使用している芯の硬度を表示する事が出来るインジケーターが取り付けられているのも特徴かと。
ステッドラー#925-25のインジケーター
では実際に各社の商品を見てみましょう。
まず一本目はRotringの#600。ロットリングはドイツ生まれの筆記用具メーカー。
いきなりですが、これは文句なしの星三ツ!
このモデルは全てのパーツに金属を使用しており、ずっしりとした重量感と共に、非常に高い質感とクオリティーの高さを体感できます。ALLブラックのフルメタルボディに芯の太さをあらわす「0.5」の文字とインジケーターのみが赤く彩られる以外はプランド名さえもブラックで表記。非常に高い意匠性と細部まで気を配られたこだわりを感じずにはいられません。
あとはシンプルにグリップとインジケーターにローレット加工が施されるのみ。もう超クールです!この質感は画像や文章ではお伝え出来ません。是非一度手にとって体感していただきたいです。ちなみにこの下のグレードに#500というモデルがあり、デザインはほぼ共通ですが、こちらは樹脂ボディのため#600程の質感はありません。是非#600をご覧になってください。必ずやその出来栄えに感心していただけると思います。なんだかロットリングの営業マンみたいですね・・・。関係者の方ご覧になってましたら何かください。
前述した重量感を検証してみようと言うことで各社の製品の重さを実際に量り比較してみましょう。
ジャカジャカジャカジャカジャ・・・・ジャカジャン。
22gmです。やはりシャーペンとしてはかなりの重量ではないでしょうか。
2本目はおしゃれ文房具屋さんとして知られるFaber-CastellのバリオL。
ファーバーカステルはなんと1761年創業の超老舗文房具屋さん。こちらもドイツのメーカーです。ディープグリーンがなんともおしゃれな一本ですが、色々なギミック満載でなかなか楽しいモデルです。
まずはボディに刻まれた"hard"と"soft"の文字。
これに従いシルバーのグリップ部分を回すことで、製図用、一般筆記用と用途に合わせた書き味を得ることが出来ます。 ハードにすれば芯がロックされ図面書きに適した書き味となり、ソフト側にまわしていくと、ある程度以上の圧力が加わると芯が上下に可動するクッションモードに切り替わり一般筆記用具としての書き味向上に一役買います。
左が通常時。ソフトにセットしてある場合は、ある程度以上の圧力が加わると右の画像のようにサスペンションが利き、芯がスプリングのように縮んで必要以上の圧力を逃します。
又、消しゴムも少々変わった所に搭載されており、ノックボタン(芯を出すボタン)を回す事によりにょきにょきと飛び出してきます。
ノックボタンをまわすと、軸尾から消しゴムがニョキニョキと飛び出してきます。
結構たっぷりと入ってますね
ちなみにインジケーターはグリップの先についてます。
気になるウエイトは
ジャカジャカジャカジャカジャ・・・・ジャカジャン。
17gm。
持った感じもロットリングより随分と軽く感じます。
最後はSTAEDTLER。1835年にこれまたドイツで創業。なんと創始者の先祖は鉛筆の発明者だとか。
ステッドラーは何本か所有していますが、ここでは一番ギミックの多い#925-85という
モデルを御紹介。
このモデルの一番の特徴はなんと言っても芯の送り出し量を調整できる機能を有している事でしょう。ノックボタンの付け根に配されたスクリューを回転させることで芯の送り出し量を0.1mm~2mmの間で調整できます。
スクリューを右に回すと芯の送り出し量が増していき、最大ワンノックで2mm。送り出し調整スクリューの更に下にある「送り出し量表示窓」で現状の設定も確認可能。(左の画像が表示窓。黒い部分が多いほど芯の出る量が多い)。
左に回せば表示窓の黒い部分が小さくなり、ワンノックの送り出し量も少なくなる。
このモデルは2005年のグッドデザイン賞を受賞しているみたいですね。
体重測定の時間です。
ジャカジャカジャカジャカジャ・・・・ジャカジャン。
22gm!これには驚きました。個人的にはロットリングよりもかなり軽量なのではないかと思っていたのですが・・・。
この重量感を感じさせない使用感。もしかしたらすごく優れたバランス配分を持ったシャーペンなのかもしれません。やはり侮れませんねステッドラー。
この#925-85というモデルは本国のサイトには掲載されてません、多分日本限定企画の商品だと思います。
ちなみに所有しているステッドラーで一番軽いモデルは#925-05で10gm。樹脂ボディのシャーペンとしては非常に平均的な重量感だとおもわれますが、僕には少々軽すぎますかね。
話は少々脱線し、シャーペンではないのですが、同じくステドラーのサインペン「pigment liner 0.05」。これは優れ物です!ものすごくしなやかで良い書き味がします。細かいイラストなんかを書くときに重宝します。お気に入りの一本で常にペン立てには常備してあります。
いかがでしたでしょうか?製図用シャープペンシル。別に普通のシャーペンと変わらない?まぁ、趣向は人それぞれということで御了承下さい。それがフェチってもんです。
製図用シャープペンシル、3社まとめて星2ツ半!!










































