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MONOその3:嗚呼、我が愛しのガラクタ達

物申す3回目は私の愛するガラクタ達の紹介です。


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何を隠そう私、恥ずかしながらイギリスにホームステイしていた経験がありまして、夜な夜なパブにて飲んだくれておりました。そんなある土曜日の夕暮れ、ホストファミリーとなんでもない世間話をしておりました。
「明日は休日だけど何する予定なんだ?」
「明日は朝からマーケットに行って何かアンティークでも買ってこようかな?」
「アンティーク?おい、おぃ、バカな事言うなよ(外人特有の肩をすくめながら)。お前がいつも買ってくるのはガラクタ(JUNK)ばかりじゃないか・・・」。
・・・ガラクタ?!。


イギリスのように歴史のある国は、そんじょそこらのものをアンティークとは呼びません。まさに自分が買ってくるような物(買えるような物)はガラクタ以外の何物でもないわけで・・・。そう、僕はガラクタが大好きなんです!


まずはそのイギリスで購入してきたガラクタを御紹介。


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世界初の全自動ライター「バンジョー」で有名なロンソンのライター。このライター、オイルライターではなくガスライターなんです。
COMET(彗星)という名の付いたこのライター。1962年に登場し、現在はその復刻版が販売されているが、これはもちろん当時の物。復刻版には見られないこのカラーがなんといっても特徴。正確にいつの時代の物かはわからないが、強く60~70年代を感じさせる一品である。


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当時その店でこのライターを発見し一目惚れ。その店にあった在庫を全て買い占めた。確か20個ぐらいはあったのではないかと思う。それだけ買えば当然値段も交渉ができ、かなり安い買い物だった記憶がある。これで喫煙者へのお土産はばっちり、のはずだった・・・。


帰国後お土産を配り歩き、このお気に入りのこのライターを使いいつものようにタバコに火をつけ一服しようとしたところ、目を疑うような出来事がおこった。



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**画像はイメージです


一昔前なら「元気玉」、最近ではさしずめ「螺旋丸」と言ったところだろうか(I LOVE JUMP!)、直径30cm程度の火の玉に我が右腕は包まれた。どうやら経年変化でガスを貯蔵するボンベに使われているゴムパッキンが硬化しガスが漏れているよう。そこに着火したもんだからこのような惨事に・・・。お土産を渡した人たち、ごめんなさい・・・。その後専門家に頼み再三修理を試みたが、結局実用できるほどのコンディションには最後までレストアすることは出来なかった。「使えない」という意味も含めなかなかガラクタ度の高い秀逸な一品だ。



このコメット、上部のフードを横にスライドさせフリント(発火石)の交換をする。そこにはスペアのフリントが2本ストックできたりとなかなか機能的な構造だ。


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右端に二つ丸く赤いものが見えているのがスペアのフリント


又、ここから着火におけるメカニズムを見て取ることができる。さすが世界初の全自動ライターを作り出したメーカーだけあり、ワンプッシュで着火までつながるその構造は無駄がなく感心させられることしきりである。


ロンソンといえば1895年創業のアメリカのメーカーだがこのコメットはMADE IN ENGLAND。なぞの多いモデルである。


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続いての登場はおなじみのファイヤーキング。特にレアなアイテムを所有するわけではないので簡単に御紹介。


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ファイヤーキングは裏底の刻印である程度の時代を知ることが出来る。所有する物は一番古いものでも60年代の物なのでそれほど古いものではない。この手の物はガンガンに使いたい性質なので、あまり古いものだと気軽に使えなくなってしまうのでちょうど良いかも・・・というのは古いものを持たない者の言い訳なんでしょう、ああそうですよ、どうせそうですよ。


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このように“ANCOR HOOKING”の文字と錨のマークが入るのは60年代の物。


最後に紹介するのはナショナルのバッテリークロック。


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この時計はなんとも面白い時計で、この手のタイプが流通していたのは昭和30年~45年ぐらいの短い間。それまでの手巻きでギコギコとゼンマイを動かしていた、いわゆる振り子時計からクオーツに変わり行く時代の過渡期に生まれたアイテム。乾電池を用い磁石とコイルで振り子を動かすことで動力を得ている。クオーツという概念が無いのだから当然しょうがないのだが、電池で振り子のみを動かし、時計としての動力はあくまでも振り子から得ているという発想が今となると微笑ましい。


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難しい事はさて置き、この時計なんとも昭和レトロなかわいらしいデザインがたまらない。文字盤数字のフォントものほほんとしておりいい雰囲気。中央には今は無き「ナショナル」の文字が燦然と輝く。モールガラスからゆらゆらと覗く振り子の動きがなんとも心を癒してくれる逸品です。


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ちなみにどんなにこまめに調整しても週に2~3分は誤差が出ます。良いんですそんなのは。のんびりいきましょ。


簡単ではありますがガラクタコレクションの一端を御紹介させていただきました。機会があればそのうち第2弾でも。
今回のガラクタ達、まとめて星二ツ!
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MONOその2:Armor lux アルモーリュックス バスクシャツ

 第2回目のMONO申すはフランスよりイブシ銀のマリンウエア、 Armor luxのバスクシャツです。


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 何を隠そう、自分はシマシマのボーダーウエアに目がなく、自宅のクローゼットは目がちかちかしてしまうぐらいボーダー柄であふれかえっている。一般的には夏のイメージが強いボーダーシャツだが、季節感を感じさせないほど始終ボーダー柄を身にまとっている。なぜこのシンプルな柄にここまで心躍るのか自分でも理解できない。泳ぎはあまり得意ではないので、前世が船乗りという可能性は低いと思う。どちらかと言うと、何か犯罪を犯し、拘留されていた時に着せられていたシマシマの囚人服が忘れられない過去のトラウマとしてDNAに組み込まれているという可能性の方が強いかも知れない。そしてそれはきっと軽犯罪に違いない。現世の自分を見る限り、華々しい大怪盗であった可能性は残念ながら皆無であろう。


 くだらない前置きはさておき、ボーダーウエアとえばフランス。そして首が大きく開いたボートネックで、しっかりとした肉厚の生地で作られた、通称バスクシャツが代表的なアイテムとなるだろう。バスクとはフランスとスペインの国境にまたがる地域で、元々その地の船乗りたちが着用しはじめたボーダー柄のTシャツが現在のバスクシャツ起源となっているらしい。余談だがバスクといえばベレー帽発祥の地としても有名。


 このバスクシャツ、日本での代表格はやはりSAINT JAMES(セントジェームス)。そして近年のOrcival(オーチバル)の台頭で、この2つが現在の2大勢力という感じでしょうか。かくいう私もこのこれらのバスクシャツは嫌というほど着倒してきました。
セントジェームスもさすがにそろそろお腹いっぱいになってきたし、オーチバルはもともと色数が少なくバリエーションが増えていかない。さらに最近ではニットが中国製だったりして、個人的にはちょっとゲンナリしていたところでした。


 そんなおり、ここ数シーズンセレクトショップで見かけることが増えてきたのが今回紹介する Armor lux(アルモーリュックス)。

 このアルモーリュックス、創業は1938年という事で、今年でちょうど70年の歴史を持つ伝統的なブランド。ブルターニュと呼ばれるフランス北西部の区域に工場を持つ。海を渡ればイギリスというこのブルターニュ、フランスにありながらケルト文化を伝承するというなんとも不思議なところ。個人的にケルト文化に若干興味があり、そのあたりもこのブランドに興味を持つきっかけとなった。
 正直、まだまだ日本では認知度の低いブランドだと思うが、調べてみるとフランスでは、なんとフランス郵便局、LA・POSTE(ラ・ポスト) の制服を作っていたりするメーカーらしい。その一番の売りはブルターニュの工場で生地作り~縫製までの製造工程を全て自社にて一環して行うというこだわりよう。このように手間のかかる生産体制はフランスでは随分希少になりつつあるようだ。


 日本ではファッションウエアとして定着しているバスクシャツだが、元々は船乗りの普段着でありワークウエア。こういうしっかりとした背景を持つメーカーの商品はやっぱりグッときちゃいますね。


 今回オーダーしたのは Armor luxのオフィシャルホームページ から。


 なかなか可愛らしいパッケージに包まれ商品が到着。


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 実は今回の購入は初めてではなく2枚目の購入。

 着用してみての第一の感想は、ここのメーカーのバスクシャツは洗濯しても縮みがほとんど出ないのがうれしい。セントジェームスやオーチバルは洗うと1サイズぐらい縮みがでる。もちろん縮み分を考慮した上で商品を購入するのだが、個体差が若干あり、たまに予想以上(もしくは以下に)なる場合がある。どうも気に食わない、どうも似合わない物があるのはカラー等のせいだけではなく、ここにも原因があるのではと感じる。その点 Armor luxの商品は安定しており、安心して購入することができた。


 上でも述べたとおり、本来はワークウエアであるバスクシャツ。それを物語るように、 Armor luxのバスクシャツは各部を補強したかなり凝った作りになっている。


 まずは2重に縫製された肩の部分


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 この部分を2重にすることによって肩の伸びを防止するとともに、補強の意味を持つようだ。肩に何かをかついだりする際に効果的なのでしょうかね?オーチバルも似たようなデザインになっているが、そのつくりの丁寧さはアルモーリュックスに軍配が上がる。またトップの部分を「フラットシーマー」と呼ばれる特殊なミシンで縫いこんであるらしく、確かに縫い代のない「フラット」な始末はごろつきがなく体にフィットする。 よく考えられたディテールだ。


 又、同じくフラットシーマーで縫製されたネック裏も補強と伸び止めをかねているようだ。


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 肝心の肌触りだが、セントジェームスやオーチバルに比べて若干柔らかい風合いだ。バスクシャツといえばゴワゴワでかたい生地を思い浮かべる方も多いかと思うが、しっかりした肉厚がありつつも柔らかい肌触りを実現しており、なかなか気持ちの良い着心地だ。洗いこんでもあまり型崩れがなく、次第に体になじんでいく様も自分だけのTシャツを育てているようで好印象。


 総じてなかなか完成度の高いバスクシャツ。今後シマシマクローゼットの中での覇権争いにおいて勢力を伸ばして行くことは必至でしょう。今回の買物、星2ツ半!


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MONOその1:VORNADO ボルネード HEAVY DUTY SHOP FAN

 記念すべき第1回目にMONO申すのは、サーキュレーターの代名詞、VORNADO社のHEAVY DUTY SHOP FANです。


A

 何を隠そう、我が家にはベランダというものがありません。もともと事務所として使用していた雑居ビルをリフォームし住居用に使用しているので、なかなか面白い間取りな反面、普通の家にはあるはずの物が無かったりするのです。

 幸い日当たりは悪くないので、特に夏場などは部屋に干していてもあっという間に洗濯物は乾くのですが、さすがに冬場や梅雨の時期になると、なかなか乾きが悪く、家の中も湿っぽくなり・・・、どうにかならんものかと思案していたところ、ふとつけたテレビから聞こえてきた「洗濯物は日光ではなく風で乾く・・・」の一言からサーキュレーターなる物にたどり着き、購入を検討し始めました。


 まぁ、誰もが「扇風機で十分なんじゃないの?」と思うのではないかと感じるこのサーキュレーターなる代物。しかし製品の製造・使用目的が異なるため、やはり今回の目的においてはサーキュレーターに分がありそう。

 VORNADOとはVORTEX(渦巻き)とTORNADO(竜巻)を掛け合わせて作った造語らしい。その名の通り竜巻状の旋風を作り出し、空気を直線状に遠くまで運ぶ事に主眼をおいており、目の前の物に涼やかな風を送る扇風機とは使用目的が異なる。VORNADO社は元ボーイング社の技術者が航空機製造のノウハウを元に作り上げるサーキュレーターらしい。ボーイング社・・・、航空機製造のノウハウ・・・。この辺のキーワードやコダワリ感がぐっと購入意欲を高めますね・・・。


 さて、VORNADOの購入を決め、ネットで商品を探してみると、それこそ数え切れない程色々なサイトでの取り扱いがあるのだが、扱っている機種はベーシックなラインで数種類とレトロ仕様の1機種のみ。どれもシックな感じで悪くは無いのだけれど、何かインパクトにかけるなぁ・・・と思っていたところ、アメリカのVORNADO社のサイトを見てみると、ん?見たこと無いのがあるな・・・、しかも結構カッコいい!こんなの とかこんなの 決めた!アメリカから直接買おう!という事で早速何件かのWebショップを散策してみると、どれも日本向けの出荷はしていないとの事。そんな中、なんとネットショップ大手の米AMAZONのサイトを確認してみると、日本向けの出荷もOKとの事。早速発注!

 実はこの決断が災いしてサーキュレーターを手に入れるのに3ヶ月以上を要することになるのだが、その経緯はブログの趣旨からずれてくるのでまたの機会に。しかし、時間のかかった分、値段はドンとディスカウントされてかなりお得なお買い物となった。しかも奇しくもサブプライム問題に端を発した円高により決済レートもかなりの追い風に。


待ちに待った3ヵ月後




ついに到着!


早速開梱してみる



4 5

でかい・・。思ったよりもかなり大きい。もちろんサイズスペックは購入時に確認しているが、実際に目の当たりにするとかなりの大きさを感じる。いかにもアメリカ、いかにもヘビーデューティーな感じだ。


 スタンドは取り外し式になっており、取り付ける方向によって商品のイメージも変わる。


6 6-2


7 7-2

こんな感じ。


 今回購入の VORNADO/HEAVY DUTY SHOP FAN のスペックは最大100ft先まで空気を動かす事ができるという代物。100ftといえば約30m。完全にオーバースペックとも思えるが、上にも述べたとおり事務所をリフォームした我が家はベランダが無い代わりにリビングはそこそこ広い。20畳以上というその広さは数字だけ聞くとちょっとしたセレブ気分だ。サーキュレーターもオーバースペックなら、リビングの広さも我がお財布事情に対してオーバースペックな感じは否めない。(実際にはリビング以外のスペースが皆無の庶民の住処です、はい)。又、アメリカのメーカーであるVORNADOの商品はもちろん110V/60ヘルツをベースに作られているので、100V/50ヘルツの東京で使用する場合、随分とパワーダウンしているはず。(実際どれぐらい変わるんでしょうね?)。このデチューンがいい方向に作用しているのか、実際に使用してみると3段階にパワーを可変できるなかで、弱での使用でちょうど良い感じ。さすがに最強にしたときにはかなりの風圧を感じる事ができるし、風きり音もかなりのレベルに達する。

 数時間運転してみた使用感は、やはり専門機だけあって、空気を動かし、循環させるという使用目的においては、かなりの性能を発揮し、当初の目的であった「洗濯物を乾かす」はもとより、これからの季節に向けて室内空気循環による暖房の効率化など期待できそう。常に室内の空気が循環している事はかなり体感できる。

 なによりこのポップかつ、ハードなデザインがいい感じ!まさにヘビーデューティー!現在日本に入ってきているのはかなり少ないのではないかと思う(っていうか他に持っている人いるのかな?)。この希少性も所有する喜びを感じさせますね。

 加えてこのヘビーデューティーシリーズはなんと今でもMADE IN USA!ちょっと調べてもらえばわかるが、現在市場に出回っているほとんどのVORNADO商品は中国製。中国製を否定するわけではないが、やはりアメリカの物はアメリカで作ってないとね。これは自分の中では結構重要なポイント。

 まぁ、色々と手間も時間もかかったけどなかなか良い買い物だったのではないかと思う。今回の買い物、星2ツ“☆☆”。