ミツマタとやさしい時間
約1ヶ月ぶりの山。
思っていた以上に、歩けない
少し前なら、これくらいは余裕だったのに、
体は正直だ。
楽しかったのは、最初だけ。
これ以上は、必要ない。
立ち止まる回数が、増えていく。
もう、いいか。
そんな言葉が、何度もよぎる。
ふと、甘い香りが鼻先をかすめる、
目の前に広がる、満開のミツマタ。
やわらかな香りが、
体のまわりに、広がっていった。
きれい…というよりは
来てよかった、ただそれだけ。
霞んだ春の空気の中で、
少しだけ、力が抜けた。
ZUND-BAR やさしい時間
気が付くと、お腹が空いていた、
今日は、行動食だけで山に登っていた。
よし、温かいラーメンを食べに行こう。
気づいた時には、つけ麺を選択。
ひと口。
疲れた身体の奥に、
静かに沁みていく。
少し濃い、甘辛い味。
強くないのに、
ちゃんと残る味。
強くない、
タレをつけなくても、ちゃんと満ちた。
印象に残った、おかかご飯。
本枯れ節の香りが立ち上り、
ご飯の上で、ふわりとゆれている。
ほんの少しのわさびが、
思った以上にさわやかだった。
がんばった日のごほうび、というより
もどってきたと思えるごはん。
お店を出ると、
空気が少しだけ冷えていた。
歩きながら、今日を思い返す。
こんな日も、悪くない。
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